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徒歩通学の練習だ

まもなく入学式を迎えるククですが、これまで公道を長く歩いた経験がほとんどありません。地方都市住まいなので移動はほぼ車で、「ドアツードア」の生活でした。

しかし、わが家から小学校までは大人の足で片道25分、ククの足だと40分ほどかかります。そのうえ通学路が少し複雑で、何度か曲がり道があります。入学後しばらくは近所の上級生と集団登校しますが、学校から「入学までにひとりで登下校できるようにしておくこと」とお達しがありました。

①遠い、②曲がり角が多い、③横断歩道が多い(すべて押しボタン式か信号がない)、④下り坂と上り坂のコンボ、の4点セットで通学路の難易度が高く、ククが無事に歩いて通えるか心配で、3月に入ってから通学の練習を始めました。新年度になって学童の慣らし期間が始まり、いまは私と歩いて登校の練習をしています。

1日目、入室時間の40分前に出発。しかし思いのほかククのペースが遅く、私のほうが焦る。本人の判断を待って見守っていると、曲がるべきところを自信満々でまっすぐに歩いていくこと度々。大丈夫か。

2日目、昨日の反省を活かし、50分前に出発。時間に余裕があると私の気持ちにも余裕が生まれ、ククに「おかあさん、今日はのんきだね」と言われる(おそらく「のんびりしているね」と言いたかった)。すべての曲がり角で逆方向を選ぶクク。なぜだ。

3日目、朝から雨。雨の中を歩く練習もさせたかったので好都合。レインコートと傘と長靴で完全防備させて出発。視界の広いレインコートを選んだものの、子どもは本当に周りを見ていないと痛感する(よく言えば虫の目の持ち主)。押しボタン式の信号を渡るところで顔の高さにあるボタンに気づかず、そのまま道沿いに直進して行く。曲がり角クイズは半分くらい正解。

いまのところこんな調子です。これまでずっと車に乗せられていたククは、運転をする私や夫と違っていわば「運ばれて」いたわけですから、道順をなかなか覚えられないのも当然のことだと思います。

実際の登校時間帯であれば、周りを歩いているほかの子どもたちについていく形で学校にはたどり着けるだろうと思うのですが、ほぼ足元しか見ていない視野の狭さは不安が残ります。耳と目をフル活用して周りの危険に備えてほしいけれど、やはりまだまだ周囲に無頓着です。だんだん慣れていってくれることを祈ります。

私はククを学童に預けたあととんぼ返りし、往復で1時間強歩くことになるので、日ごろの運動不足がたたり、なかなかの負荷を感じています。

入学式はまだこれからなのに、新年度に入ってすでにいろいろな新しい経験をして、親子ともにちょっと疲れ気味。早く新学期が軌道に乗りますように!

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