メタル

専門の筋の人からは怒られそうだが、私は音楽のジャンルで言うメタルが好きである。
別に好きな事自体は怒られないだろうが、なぜわざわざ最初に「怒られそうだが」とつけたかと言うと、好きなバンドがメタルというジャンルで合っているのか?とか、「メタルが好きからにはこのバンドは聞いてるよな?」とか、メタルを特に好いている先駆者のオタク達からは「メタルが好きと言うな」と言われたら怖いからである(怖いものは怖い)

私が好きなバンドはメタルなのか、デスコアなのか、ハードロックなのか、ハードメタルなのか、はたまたスクリーモなのか、オルタナティブロックなのか、そのへんはとりあえず目をつぶってほしい。いつまでも日記が進まない。

最近(ここ数年)特に好きで聴いているのは、DragonForce、Crossfaith、Crystal Lake、coldrain、NOCTURNAL BLOODLUST、JILUKA、DEVILOOFなどである。ドラムはツーバスがドコドコドコドコしていて、ギターがうねって、ベースが骨にビンビン響いて、バンドによってはシンセサイザーみたいな音がして、名前の通り悪魔のようなデスボイスやシャウトが鳴り響いている。

この曲が〜とか、このメロディラインが〜とか、詳しい話はできないが、メタルの面白いところは、一度虜になるとさらなる刺激を求めてどんどん新規開拓してしまうところだ。メタルが面白いというか、私がどんどん他のメタルは!?と曲を聴きたくて手当たり次第買っちゃうというか。

他の音楽ももちろん聴くが、私の経験上、メタルはなんというか、他のジャンルより「この曲いい!もっと激しいの聴きたい!あ、これもかっこいい!!!もっともっと!!!!!!!」と脳の快楽物質の出る速度が異常に感じる。

もともとこのバンド!と決めたらそのバンドの曲をひたすら聴くタイプで、あんまり幅広く聴く人間ではないのだが、メタルに関しては別で、新しいメタルのバンドを聴くことに全く抵抗がない。今は便利な世の中でYouTubeでも公式で曲が上がっているため、気になったバンドや曲はまず調べて聴いて、その後配信DLで買うという流れで曲を聴いている。タイトルと曲が一致しないまま聴いていることがザラだ。流石にどのバンドの曲かは判別つくが、タイトルまで覚えてるのは多分一つのバンドあたり数曲くらいしかないかもしれない。(通勤中の車内でウォークマンやスマホをAUXで繋いでいるため、余計にタイトルを把握しづらい)(古い車なのでナビとスマホ等を青歯で繋ぐなんてことはできない)

メタルの何が好きか。
とにかく喧しい楽器隊と何を言ってるかわからないボーカルと疾走感が濃密に凝縮されているところだ。メタルは煩いかもしれないが、私にとってはそれが心地よい。煩いけど静かになれる。余計なことを考えなくて済む。頭の中に流れる嫌な記憶や、ふと沸いてくる理由もなくどうしようもない焦燥感や悲壮感をメタルは掻き消してくれる。言語化できない叫びだったり、メロディアスで複雑なギターソロやドラムの手数が多かったりすればするほど良い。ノイズをかき消すにはそれ以上のノイズでかき消すのだ。

上記からわかるように、私はメタルに関してはあまり歌詞について考えて聴くことは少ない。だがなんとなく聞き取れる英語やら、なにやらであんな曲かな、こんな曲かな、そういやタイトルにもなんかそんな意味っぽい言葉あるし、とここでようやくタイトルを認識しつつ曲のテーマを少しだけ考えたりはする。

朝でも夜でも関係なく、私の通勤・退勤時には9割くらいの確率でメタルか流れている。味気ない、つまらない、クソみたいな労働に追われる社会人生活をメタルはバチで粉々に叩き潰してくれる。ツーバスでボコボコに殴り散らかしてくれる。デスボイスでメタルの世界を作り私を囲ってくれる。ピロピロギターと重いベースで道を作ってくれる。アドレナリンをブチかましてくれる。聴けば聴くほど麻薬のようにさらに欲しくなる。その魅力はどんどん増していくのだ。


明日はマッドマックス見てきます!!!!!!!!!!

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