自分を疲れさせてくるあの人の正体は。
ゴールデンウィークもあけたある日のこと。
突然夫が生のホタルイカを買って来た時、その事件は起きた。
今思えば私はとっても疲れていたのだと思う。
食べた後は疲れがどどーっと出てしまい、
その日の夕食の食器も夜に洗えなくて、
翌朝洗うような日々が続いていた。
その日も、今晩は楽をして、
ごはんとみそ汁と何か焼いてどうにか乗り切ろうと思っていたところに、出かけてた夫が急に生のホタルイカを買って来たのだった。
えええ~~~わたし今日めっちゃ疲れてるんだけど。。。
なぜ今日?
しかも、なぜ生!?
今晩これ調理しろってこと?
「どうやって料理するのこれ?」
と聞くと、
「検索してよ~」、とお気楽な夫。
食べたいなら検索から自分で全部やってくれ〜〜という心の声をぐっと抑え込み、
生のホタルイカのゆで方を検索し、
そして一個一個丁寧に目とくちばしを取り、酢味噌をつくって、へとへとになりながらどうにかその日の夜ご飯を終えたところで
もう限界!と怒りがわいてきて、
「明日から二日間、夜ご飯は自分で食べてきて。疲れてるから、あんまりあれこれさせないで。」
と宣言したのでした。
結婚生活2回目の
料理ボイコット事件、勃発。
(ホタルイカに全く罪はありません。笑)
----------
翌日から、自分の夕飯はそこそこに、とにかくゆっくりと過ごしました。
ごろごろしたり、うたたねをしたり
音楽を聴いたり、本をぺらぺらめくってみたり。
2日目。
仕事を終えた夫がため息をつきながら、どこか外食にでかける。
こころの中は罪悪感でざわざわしつつも
「今日までは何もしないんだ!疲れているから休むんだ!」といいきかせ、ごろごろしていると、少し暇になり、
床を掃除したいな、ごみ箱も整理して、、、
冷蔵庫にあったあの食材そろそろつかわなきゃ、あ、シャンプー買っとかなきゃな〜、
お風呂の蓋もそろそろ洗っておきたいなぁ~
などなどの雑事が次々頭に浮かぶ。
いや、今日は休む日なんだから!
ゆっくりするんだ!と思っても
それらを着手しないようにするのに、うずうず。
普段だったら、次々こなしていたかもしれない。
-----
休むまでは、
夫があれこれと要求を押し付けてきて、そのせいで、私は疲れ切っているんだ、
と思っていたけれど。
休みをもらったことで、
もしかして、しといたほうがいいことを自分から自主的に取りに行ってる?
誰にも何もいわれていないのに、
自分を忙しく追い込んでいたのは実は自分だったことに、はっと気づいたのでした。
ぎりぎりまで、どんどんTo Doを詰め込んで、
いっぱいいっぱいになって、限界になってから
夫のせいにして怒る私。
あなたのせいにして、ごめんよ夫。
犯人はほかでもない私であった。
--------
これもあれも
しといたほうがいいな、と思い立つと、
それをまず優先してやってしまって
自分のエネルギーを使い果たしてしまってる。
そんなことしてたら
"やっといたほうがいいこと"で日々がどんどん埋まってく。
このままいくと
"やったほうがいいこと"で
わたしの人生おわっちゃう~!!
だって、
"やっといたほうがいいこと"なんて、
無限にあるのだ。
だったら
やっといたほうがいいことは
ほどほどに、
やりたいこと、やってこう。
会いたい人に会おう。
当たり前だけど、体はひとつしかないから
いろいろ横に置いといて、
楽しもう。
やっといたほうがいいことを
そのまんまほっとく放置力、
未着手を置いておく保持力、みたいなものが
わたしに足りない力だなぁと感じた出来事でした。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?