自己紹介⑥ ~ゼネコンに就職して~

新卒は大手ゼネコンに入社しました。
複数企業を受けましたが、第一志望だった会社に入ることができました!

なぜゼネコンに入社したのか?

いくつか理由があるのですが、大きく分けて2つです。

①給料と福利厚生が良いから
実際に給料と福利厚生はとてもよかったです。
育児手当や家賃補助などが充実していたこともあり、結婚して家を建てる先輩が多かったように思います。

給料面では、僕は物欲や趣味があまりなかったのもあり、節約する気はなかったものの、年に数百万円口座に貯まっていくといった感じでした。
同年代に比べると貰っていた方だったかもしれません。

②現場監督という仕事が自分に向いてそうだったから
大学3年時に設計製図という講義があり、決められたお題に対して自分で建物をゼロから設計・製図・模型製作をするというものでした。

完成した模型はすごく丁寧で綺麗!
ただ建物のデザインはというと、どこかにありそうな一般的なもの。。

手先を使った作業に自信はあったし好きだったものの、ゼロから考えてアイデアを生み出すというのはあまり得意ではないんだなと気づきました。

そこで、設計をするような仕事ではなく、ものづくりに直接携わる現場監督の方が自分に向いていると感じ、ゼネコンの現場監督に絞って就活をしました。

ゼネコンに入社してよかったこと

今はもう転職していますが、ゼネコンに入社してよかったことはたくさんあります。
その中でも特によかったのは、メンタルが鍛えられたことです。

現場は昔ながらの体育会系なので、そこら中で怒号が飛び交います(笑)
とくに若手社員は現場の仕事がわかっていない中で、親くらい年齢が離れた職人さんを相手にするわけですから、自分の仕事で待たせてしまったり、間違った指示をすると怒られるのです。
※職人気質な方が多いので、慎重に対応する必要があります

中でも一番大変なのは、上司と職人さんの意見が食い違っているときです。
互いに良い建物を建てたいという想いは同じでも、それに対するアプローチの仕方が違うことが多々あります。
「上司の意見は絶対、だけど職人さんに言ったら怒られそう、、」
こんな想いをたくさんしながら、どうやったら円滑に仕事を進められるか日々考えていました。

ちなみにこういう時は職人さんにゴマすりをしに行っていました。
タバコも吸えないのに喫煙所に行き、コミュニケーションをとって仲良くなる。
※タバコ休憩中の職人さんはすごく優しいので、お願いしたら大抵の場合やってくれます(笑)
「りーちゃんの頼みだったらやるよ」
と、職人さんに言われた時はとても嬉しかったのを覚えています。

朝早く、夜遅い。
現場監督の仕事はこういったイメージがあるかと思いますが、まさしくその通りです。
朝は朝礼の準備のために早く出勤し、日中は現場の仕事を把握したり、写真を撮ったり、実際に職人さんの作業を見て勉強する。
そして夜は職人さんが帰った後に書類仕事。

当時は体力的にキツイなと感じることもありましたが、このようなハードな基準で仕事をしたり、日々どうやったら円滑に仕事が進むのか考える経験をしてきて今ではよかったなと感じます。
むしろ、新卒の学生さんは全員現場監督の仕事を経験した方がいいと思っているくらいです(笑)

そして転職へ

「入社したらまずは3年頑張れ」
こういった言葉をよく耳にします。
3年もすると、先輩や上司がどのような仕事をしているのか、どんなライフスタイルなのかが見えてくるものです。

僕が3年働いて感じたことは、
「仕事で尊敬する先輩は多いけど、プライベート面は憧れない」
ということでした。

「この先輩のように仕事ができるようになりたい!」
と、憧れる先輩は多かったです。
ただ、奥さんやお子さんと会ってないんだろうなと感じる方が大半でした。
仕事で成果を出したいと思う反面、頑張っていった先にこうなるのかと思うと、
「あと40年このまま頑張っていいのかな、、」
と、悩みました。

給料が良くても、どれだけ貯金ができても、使う時間がなかったら意味がない。。
4年目あたりから転職も考え始めました。
「建築学科に入って現場監督の仕事をし、建築関係にしか携わっていない自分に何ができるだろう?」
当時の僕は他にどんな仕事があるのか、どんな働き方があるのか知識があまりなかったのもあり、
「いきなり転職するより、まずは社外の人に直接聞いてみよう」
と思い、遅めのOB訪問をスタートしました。

僕にとってはその経験が良く、結果的に転職をすることに決めました。
長くなりそうなので、詳しくは「自己紹介⑦」にて書きます!

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