見出し画像

女性地下アイドル現場での所感①―社会を知った私


私は友人に連れられて女性アイドル現場を楽しんでいたことがあるのですが、いつも本を読んで理解した気になっている私にしては珍しく、実地で?社会を学べた貴重な経験でした。
非常にセンシティブな話題となり、こんなことを書いていいものか迷ったのですが。

私が1番驚いたのは「女は有料」という価値観の人がいることです。
最初は意味が分かんない、怖いと思っていたのですが、それが現実の人もいるんですよね。

別に馬鹿にしたいわけでも苦言を呈したいわけでもありません。
ただ、私は今までの人生でそういうことに全く気付いていなかったんです。

例えば私は「あなたとはタダで話せるから嬉しい」みたいなことを現場のファンの人に言われたことがあるんです。
言われた時は意味が分からなかったけど、後から複雑な気分になりました。

あとは、アイドルさんとの交流用にSNSを始めたら、全く面識のない人から「こんにちは」とか「今何してますか?」とか謎のリプがついたりしました。
これは大変に面白い現象でした。
どうも、これは返信がほしいということですよね? しないですが。
もちろん私は自撮りなんて上げていません。
なんの需要もないだろう……。

そのへんから何が読み取れるかって、そういう人はお金を払って関わる人以外に周りに女性がいないということですよね。
最近「恋愛格差」ってよく耳にする気がしますが(私は橘玲さんの本とかで読んだかな)そういうことなのかな、と思ったり。

また面白かったのは、後々話せるような仲になったファンの人にそういう話をすると驚かれることです。
彼らは多分いちいち女オタクを恋愛対象に含めてはいないし(向こうから言い寄られたら別かも)実際すでに恋人がいたりすることが多いんですよね。
そのへんは同性間の恋愛格差を感じたかも知れません。

余談ですが、地下のオタクにもかっこいい人や素敵な人はたくさんいます!
ただし、当たり前ですが全員もれなくアイドルオタクであるということが最大の難点です。私も人のことは…言えない…

私はかなり面倒な性格なので仲良くしてくれる周りの人、特に異性のコミュニケーション能力の高さや人柄の良さを感じることが多々あります。
もし男に生まれていたら恋愛は相当難しかったかもなと感じていただけに色々と考えさせられる出来事でした。

そういえば、当時の推しには今もたまに会いに行っています。
いつか彼女の話もできればいいなあ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?