見出し画像

ときどき日記(575)大谷翔平は身ひとつで稼ぐ者の世界一

テレビやラジオから長者番付云々が幾度か聞こえてきた。
興味が無いので、ちゃんと視聴していないが、嘆かわしいの一言に尽きる。

その番付は、決して人を助けた度合いの番付ではないからだ。分かち合ってさえもいない。

身ひとつで大金を稼ぐためには限度がある。おそらく身ひとつで大金を稼ぐ者の世界一は大谷翔平だろう。

それを超える額を稼いでいる者は、人を使役するなどして他者から搾取している。

経済のルーツが生産だとすれば、資源やエネルギーつまり天地の恵みも独り占めしたことになる。気候変動の大きな原因者でもある。

民は得べかりし利益を得られず、なかには困窮している者も居る。

絵柄を考えれば、それがいかにみっともないことであるかも良くわかる。
例えば数十人の部族を想像してみよう。その部族には狩猟に出る者、集落を守る者、みんなの面倒を見る者、いろいろな者たちが居る。老いも若きも男も女も。長は狩猟に出る者たちを使役して食料を集めさせる。長は長だからと言うことで食料を一旦上納させ、民たちにはわずかばかりしか分配しないのだ。せっかく働いたのに十分な分配が得られず、飢えている者さえいる。長はそんな姿を眺めながら片っ端から食料を腐らせているのだ。

これが素晴らしい姿だろうか。賞賛される姿だろうか。

長者番付の者を賞賛してはいかんのだ。むしろ罵倒されるべき存在なのだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?