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盗用新聞(1)1970年万博基金が維新の食いものになった

「大阪府と大阪市、経済界が1970年大阪万博の収益金で設立された基金を活用する検討に入った。」(2023/10/7読売新聞夕刊4版1面)

あたかも役所が独自に検討に入ったように読めるが、役所を、公務員を支配する者を想起されたい。いずれも維新に所属する政治家だ。

役所のすることは全て知事・市長など首長の助言や承認・決裁が絶対に欠かせない。
何の指示も無く、あるいは、何の相談もせずに役所(公務員)が勝手に動くことは出来ない。

だから、維新と維新を支援する経済界が基金を取り崩して食いものとし、利権を拡大する検討に入ったと読み替えることが出来る。

会場建設費が高くなったことを理由としているが、その利権を受注するのは経済界であり、維新は家に帰れば受注企業だったり、選挙の折には支援を受けたりもする。

「基金についてはこれまで、国と府、経済界は『取り崩さない』と申し合わせて」いたが、いとも容易く反故にする形だ。

「基金の取り崩しは、基金の(略)半分程度になるとみられている。取り崩し分は、(略)経済界が負担する分に充てる」

どんどんどんどん会場建設費が上昇しているかのように、上手に聞かされているが、どんどんどんどん利権の総額が上昇していることを忘れてはならない。

身を切る改革どころか、身を肥やす改革、維新の懐をあたためる改革以外の何物でもない。

維新の後にはぺんぺん草も生えないだろう。

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