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ときどき日記(276)安全を科学的に証明できていない原子力発電

「東京電力福島第一原子力発電所の1号機で昨年見つかった原子炉格納容器内のコンクリート損傷が、どのようなメカニズムで生じたのか議論されている。」(2023/2/26読売新聞朝刊12版21面くらしサイエンス)「コンクリだけ溶けたことをうまく説明できず、未知のメカニズムで発生した可能性があるという。」

安全性を科学的に証明できないから、その安全性を議論で決着つけようというのだ。

いささか乱暴すぎないか。

解釈の余地が大きすぎる。
その分、利権が絡みやすくなってくるし、なあなあにもなり易い。

昨今、60年使おうよとか、小型なら大丈夫だから新しいの作ろうよという動きになっている。根拠となる安全性は議論ででっちあげたものと言っても過言ではない。

東日本大震災から10年以上経った。10年一昔とも言う。昔のことが何も解決していない。原因も分っていない。

10年経ってもどうにもならない代物だと言うことだけが証明された。

にもかかわらず原子力発電に拘泥するのは暴挙としか言いようがない。

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