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盗用新聞(10)来るな! オリンピック

「札幌市での冬期大会開催を目指してきた秋元克広市長と日本オリンピック委員会(JOC)の山下泰裕会長が11日、2030年大会の招致断念を決めた。」(2023/10/12読売新聞社説)

当然だ。

「21年の東京大会では、大手広告会社OB(略)が、スポンサー企業側から2億円近い賄賂を受け取ったとされる汚職事件が起きた。さらに談合事件も摘発された。」

「これらの事件を受け、札幌市は(略)広告会社を1社ではなく複数体制にするといった再発防止索を」打ち出したが、結局は談合事件に繋がるのが必定だ。

すでに国民・市民がオリンピックに隠されたどす黒い部分を見聞し、札幌大会についてもそういった雰囲気が払拭されていないことを見抜いたから、「大会招致の機運」が盛り上がらないどころか、そっぽを向いた形だ。
「世界最大のスポーツイベントが利権の温床になったことに、市民は大きく失望した。」のだ。

「市の構想では、(略)整備費を抑える予定だった。」かもしれないが、オリンピックや博覧会などで、安く済んだ事例を思い出すことは出来ない。

事実、「東京大会の開催費用は招致段階の試算から倍増」したし、「一連の事件が発覚する前から、住民の間では費用面への懸念が強かった。」という。

日本のような先進国では「招致を地域開発の起爆剤にするのは」不可能だとも言われている。

1964年の東京大会が起爆剤になったのは、日本が未だ先進国ではなかったからだ。

もう日本でオリンピックをやる意味は無い。

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