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人生勝ちっ放しの者たちだけでは地球温暖化は解決できない

地球のため、全人類、夜は戒厳令(151)

「人生勝ちっ放しの者たちだけでは地球温暖化は解決できない」

テレビや書籍あるいはネットもしくは国際会議で地球温暖化解決のご意見が語られるが、根底にある考えかたは、
凌駕、勝ち、成功、制圧といったような考えが通底している。
折り合い、負け、退却、譲歩といったような考えは全く見えない。
たとえ譲歩に見えた部分があってもどこかで獲るものは獲っている。
それは、そういったメディア等に登場するのは、各方面で実績を上げてきた人たちだけだからだ。

学者、学識経験者と呼ばれるような人たちは、子どもの頃からお勉強ができて、少しは成績が悪かった時期もあるかもしれないが、結局はかような地位を得ている人たちだ。
事業等で業績を上げた人たちは、資本主義経済下において、資本主義経済上の勝利を得た人たちばかりだ。

そのような人たちばかりだから、凌駕、勝ち、成功、制圧といったような考えが通底するし、
折り合い、負け、退却、譲歩といったような考えは検討にも値しないのだろう。

地球は量的限界、機能的限界を迎え潰れようとしている。

温室効果ガス、温熱は資本主義経済の量に比例して排出される。
もうこれ以上、資本主義経済を拡大させるわけにはいかない。

折り合い、負け、退却、譲歩といったような考えを持った、あるいは経験した者たちも加わらなければ、地球はもうもたない。

このままでいけば、地球は潰れて人類は滅亡する。潰れないとしたらその前に人類の多くが死ぬ事になる。

成功者たちだけで物事を決めるな。

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