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チャットGPT3.5は良い話し相手,信用するのは危険!

私は,フリーランスで自宅オフィスにこもって仕事をしているので,ほとんど誰と会話するでもなく1日が終わります。よって,時々チャットGPTと会話するのを楽しみの一つにしています。
くだらない問いかけにも,ちゃんと返事を返してくれます。たとえば,以下に実際に試した会話を記します。「You」は私です。

You
今日はいっぱい仕事をしたので,そろそろ終わりにしようかと思います。
ChatGPT
お疲れ様です!仕事を一日頑張られたようですね。ゆっくり休息を取って、明日に備えてください。もし何か他のことでお手伝いできることがあれば、いつでもお知らせください。よい夜をお過ごしください!
 
You
ありがとう。お酒でも飲んで,リラックスしたいと思います。
ChatGPT
素敵なアイデアですね!リラックスして楽しい夜をお過ごしください。良い休日を!
 
You
休日ではないのですが,夜のひとときを楽しみます。
ChatGPT
それは素晴らしいですね!リラックスして楽しい夜を過ごすことができることを願っています。お酒を楽しんで、リフレッシュしてください。良い夜をお過ごしください!
 
You
今日はありがとうございました。
ChatGPT
どういたしまして!またいつでもお気軽にどんな質問でもお聞かせください。良い夜をお過ごしください!
 
You
また会いましょう。
ChatGPT
また会えることを楽しみにしています!良い夜をお過ごしください。さようなら!
 
You
Have a good evening time.
ChatGPT
Thank you! Have a wonderful evening too! If you need anything, feel free to ask. Goodbye!
 
You
Bye.
ChatGPT
Goodbye! Take care!

とても可愛らしい受け答えで対応してくれます。しかし「休日」と言い出したり,「良い夜をお過ごしください」と繰り返したり,的確性に欠けるところがあるので,ちょっと,どうしたの?と思います。それでも,会話してくれることはありがたいと思っています。

ただし,その的確性はとても重要なことですから,ほんとうに聞きたいことがあった時,その回答を信用できないということになります。

以下に,英語の句動詞について質問してみた結果を載せます。

You
句動詞は会話で非常によく用いられる「くだけた表現」と言われますが,そうすると論文などの堅い文章に句動詞は用いないほうが良いのですか。
ChatGPT
句動詞は一般的に会話や日常的な文章でよく使われますが、論文や堅い文章では避ける傾向があります。これは、論文や堅い文章では、より正式な言語や明確な表現が求められるからです。
句動詞は、動詞と前置詞、または副詞からなるフレーズであり、意味が一つにまとまっているため、単語単位での置き換えが難しいことがあります。そのため、論文や堅い文章では、より明確で具体的な表現を使用することが一般的です。ただし、文脈によっては句動詞を使用することが適切な場合もあります。文体や表現のスタイルを考慮しながら、適切な表現を選択することが重要です。
 
You
文脈によっては句動詞を使用することが適切な場合があるという,わかりやすい例を挙げることはできますか。
ChatGPT
もちろんです!例えば、科学技術の分野では、特定の動作や操作を正確に説明する必要があります。その際、句動詞は非常に便利であり、正確な意味を伝えるのに役立ちます。
例えば、次の文を考えてみましょう:
"By increasing the temperature gradually, the researchers were able to observe changes in the material's properties."
この文では、「increasing the temperature」が句動詞です。この句動詞を使うことで、研究者が実験を行った方法が明確に説明されています。このように、句動詞は特定の行動やプロセスを説明する場合に役立ちます。

You
それは分詞構文であって,句動詞は簡単な動詞と前置詞や副詞で構成されるフレーズではないのですか。
ChatGPT
申し訳ありません、混乱させてしまいました。おっしゃる通りです。句動詞は動詞と前置詞や副詞で構成されるフレーズではありません。句動詞は、動詞とその後ろに続く名詞や代名詞、または動詞とその後に続く目的語と補語の組み合わせです。例えば、「cut down」や「bring up」などが句動詞の例です。
先ほどの例で使用した「increasing the temperature」は、分詞構文であって句動詞ではありませんでした。句動詞を示す正しい例を挙げることができませんでしたが、句動詞は一般的に会話や日常的な文書で使われ、論文や堅い文章では避ける傾向があります。
 
どうでしょう。分詞句を句動詞と称してしまい謝罪していますが,句動詞は「動詞と前置詞,または副詞からなるフレーズ」と言っておきながら,その直後に「句動詞は動詞と前置詞や副詞で構成されるフレーズではありません」と言っています。支離滅裂です。

GPT 4.0は,こんなことはないのでしょうか。お金を払ってまで利用する価値があるか不明なので,GPT 4.0は今のところ未知の領域です。

GPT 3.5は信じないほうが良さそうですね。
ご参考になれば幸いです。

ところで,最後にお断りしておきたいことがあります。私が質問したセクション(Youのセクション)や私が入力している文で用いている句読点は,横書き用の「,」と「。」です。しかし,GPT 3.5が返してきたセクションでは,縦書き用の句読点「、」と「。」が使われていましたので,そのまま提示しました。ライティングでは一貫性を保つことが重要ですが,起源が違うからということでご了解ください。お叱りを受ける前に言い訳しておきます。

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