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【アニメレビュー】ザ・ファブル 第一話感想:令和の時代に「極道アニメ」が返ってきた!

初めましての方は初めまして。そうでない方はいつもお世話になっております。

朝霧くもりです。


さて、2024年春アニメもついに始まりましたね。

今回は漫画原作をずっと追ってきたザ・ファブルがアニメ化されたので、レビューをしていきたいと思います。

それでは行ってみましょー!



第一話のあらすじ(ネタバレはないです)

闇世界の恐怖の暗殺者、ファブル。
その人並外れた能力は、ヤクザですら恐れる程だ。

そんなファブルは警察を撒くために、少しだけ一般人として生活することになる。

与えられた名前は「佐藤明」。同じくファブルの一味である「佐藤洋子」と共に、指定暴力団「真黒組」の下で兄妹として新しい生活を歩むのであった……。


良かった点

キャスティングが秀逸

まず大前提として、漫画原作が第一部で全22巻、第二部で全9巻続いていることから、話が面白いことは保証されています。

なので、ストーリー的な面白さは折り紙付きです。


その中で、最も取り上げたい点は声優になります。

本当に、漫画のイメージのままの声が当てられています
新規の方は分からないかもしれませんが……まさに、コレコレ!って感じの声でした。

原作ファンとしては、これだけでご飯が食える出来でした。


雰囲気作りが上手い

基本的に暗くじめっとした裏社会の雰囲気を漂わせており、ザ・ファブルがどのようなアニメか一目瞭然だったと思います。

世の中の裏側っぽさある (引用:©南勝久・講談社/アニメ「ザ・ファブル」製作委員会


また、主人公の異質さが日常シーンの中にも垣間見えるようになっており、人物像が初見の方でも理解できる作りになっていました。

超人的な能力と、超猫舌・ジャッカル富田のような体張ったお笑いが好きという意外性のギャップが良いですね。

ここすき(引用:©南勝久・講談社/アニメ「ザ・ファブル」製作委員会)


良くなかった点

アニメーションが冗長

正直、どの場面も同じような画角でキャラが話すだけだったので、アニメーション的な面白さはあまりなかったです。
一話なので、説明パートが長くなってしまうのは分かりますが……

また、ファブルに一番期待するであろう戦闘シーンも、アニメーションという点では迫力があるか微妙でした。
そもそも普通の人だとファブルが瞬殺してしまうので、最初の方は戦闘描写少ないかもしれません

今後出てくるであろう強敵に注目ですね。

話のテンポが良くない

なろう系のようにとんでもないスピードで一話が過ぎるのはちょっと良くないですが……

あらすじでまとめたように、本当に何も物語が進んでいません


もちろんファブルという人物のキャラ描写はされていますが、一話全体のお話としては舞台設定の紹介に留まったという印象です。

ストーリーがあるからこそザ・ファブルは面白いので、初見の方が引き込まれるような作りになっていたかと言われると首を傾げる出来でした。

せめて一話でサブストーリーがまとまった上で、山と谷があれば良かったんですけどね……
仕方が無いと言えばそうなんですが、逆に初見の方は今後に期待できる部分だと思います。


第一話総評

原作ファンとしては、第一話は導入として満足できる出来でした。

一方で、初見の方からするとちょっと惹かれるものが少なかったかなと感じました。
大丈夫です。この作品の神髄はここからです。

無双物やヤクザ物が好きな方は気に入ると思うので、是非2話も地上波で視聴してみてください。


原作ファンとしては文句なしだったので安心しました。最後まで視聴する予定です。

総評はD(切る)、C(保留)、B(視聴継続)、A(面白い)、S(覇権)のうちBランクとします。


〆の挨拶

ここまでお読みいただきありがとうございました!

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また次回の記事でお会いしましょう!
サラダバー!


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