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星に会いにゆく日

先月末、台風が如何成るか甚だ謎なタイミングで茨城にゆきました。
雨が降るのは想定内なのです、雨女だから。
更に台風が減速に減速を重ねて天候が全く読めなく成っていたものの、
「うーん、このパターンは大丈夫。何故なら龍神さまはアタイに対して過保護だから!」
と何時もの謎確信で突撃した次第です。
只今回は大事を取って無茶しない、ゆとりを持った旅程にしました。
目的は勿論「參拝&積読消化」です。


久し振りに笠間稲荷神社を旅程に入れ、代わりに常陸出雲大社を外したのですが、道中まんまと出会ってしまい「出会ったからにはスルー出來ねぇ!」と結局立ち寄る出雲大社。


鳥居も階段も社務所?も目茶苦茶新しく成っていて吃驚。
出雲大社なので立派な注連縄。
秋を感じる落ち葉加減。雨はぱらぱら程度。

高速走行中は豪雨による視界不良で笑いたく成るタイミングもあれど、辿り着いた頃には「傘無くてもイケるかな?」程度に成るの、有り難い。
立ち寄る予定も無かった場所で友人にドンピシャな御守を見付けたのでこれも縁かと購入。

そして旅程に入っていた笠間稲荷神社に向かうも駐車場迷子に成ったので
「今回は呼ばれなかったと云う事で!!」
とそちらは潔く諦めました。これも縁。



お昼は海鮮丼。ふぐの唐揚げも食べた。

茨城はたまにお邪魔するのですが、大体東国三社巡りか筑波山方面に行ってしまう為、日立方面は初めて訪れました。
宿泊先にごはんが無いのは確定だったので、遅めのお昼ご飯を鱈腹収める算段。


目的地の近くで探して惹かれた泉神社へ。
この時も雨はぱらぱら。そして參拝客は去った後で一人でゆっくりお詣り出來ました。
こちらは湧き水の中にある綺麗な厳島神社。

泉神社については何も知らなかったのですが、祭神は天速玉姫命だそうです。
母親は天乃棚機姫命とのことですが、お恥ずかしながら初耳。
字面的に如何しても速玉男命を連想してしまうのは、手前が熊野を愛する者だから…だけでは無い筈。
いや、似過ぎだろ、名前!!
なんで無関係(?)なんだよ!!!


そして最後は今回のメイン、大甕神社へ。

こちらは拝殿です。本殿ぽいけど拝殿。 
祭神は武葉槌命。
本殿はこの先。
宿魂石の前まで行ったのですが足場の惡さと高所恐怖症で写真はこれが限界……。本殿…辿り着けず……。
境内の東天紅鶏は放し飼い。
この立派な建物はまさかの社務所(儀式殿)。
そしてご覧の通り晴れ間が出ました。

今回は常々「行きたい!行きたい!」と騒ぎ立てるだけ騒ぎ立てて行けずにいた、こちらに參拝したかったのです。
祭神は武葉槌命ですが、手前は兎に角カガセオ(甕星香々背男)に会いたかったのです。
それはもうずぅーっと会いたかったのです。
だから勿論、甕星香々背男社からご挨拶しました。

何故か写真を撮り忘れたけれど。

え?なんで?いみわかんないんだけど???
(ぽんこつあるある)


こちらも勿論購入しました!


ライトな神社好きで全く詳しくは無いですし、それはもう尻軽にどんな神社も好きですが、大甕神社は今まで參拝させていただいたどの神社より心にくるモノがありました。
熊野三山は大好きだし、奈良の大神神社も大好きだし、他にも好きな神社は沢山あるのだけれど何かもう「あ、別格」と感じてしまって己に吃驚。
将門さまとか物部守屋氏とか「戦う総大将」属性に弱いからでしょうか。
それとも行きたい欲が溜まり過ぎていたからでしょうか。
降っていた雨が止んで、空が晴れたからでしょうか。
帰り際に一度だけ、ぱらりと晴れ間から雨を落としてくれたからでしょうか。

甕星香々背男(天津甕星、天香香背男、香々背男)は大変謎の多い神様で「天」の名を持ったり持たなかったりします。
「天」が付くので元々は高天原の神様だったと思うのですが、大甕神社の地主神表記のように「天」を持たずに祀られる事もあります。
とても不思議ですが、それを解く為の資料が著しく少ないのも特徴。
何か資料が欲しいとは思っているのですが、中々出会えないのがもどかしい。
野生のプロを電脳世界で見付けるしかない。
絶対他力万歳、頼んだ世界。

そうそう、境内に一つ、とても小さな末社があったんです。
何を祀っているのか良く分からず挨拶だけしたのですが、購入した「大甕倭文神宮」に載っていました。何と「洩矢神社」でした。


まさかここで出会うとはーーー!!!!
先日は諏訪まで行ってスルーしてすまーん!!!!


ちゃんと諏訪信仰の本も買ったからいつかリベンジするからね…
でもその前に來月有給取って、もう一回大甕神社に行きたいな。
今度は買った資料や野生のプロを頼りにもっとじっくり見て周りたい。
丁度御朱印帳も終わるし、よし、



有給とろ。




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