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“クジラアタマの王様”を読んで

ラテン語でハクビシンのことを指すらしい
発表された2019年は、コロナ感染が広まった年だ
物語は、見ず知らずの3人が夢と現実で繋がる、パラレルワールドで展開され、ハクビシンとの攻防が見てとれるように書かれる
伊坂作品の特徴として、前振りが多い割にクライマックスは淡々と進むことが多い気がする
感動モノよりストーリーの構造に力点をおいてるから、感情の移入が少ないのかもしれない
とはいえ、ハッピーエンドとして帰結させるのは、人生讃歌であり、性善説であり、何かしらの希望を与えてくれる

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