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オンラインあれこれ4 タイムラグの難

 受け身のオンライン講義は問題ない。だいたいいつもスムーズだ。
ところがこれが、参加者同士の話し合いになると、一気に困難になる。
会社のミーティングなどで日常的に使い慣れている人たちにとっては、
なんてことないものなのだろうか。

 オンラインだとほんの一瞬のタイムラグが生まれる。多分、0・何秒といったものだろうが、この間(ま)が会話には本当に邪魔なものなのだと知る。発言のタイミングが微妙なのだ。

 子供のころにやった、大縄跳びに似ていると思った。
 まわっている縄に次々と入っていくやつ。あれは本当に難しい。
タイミングが全て。ちょっと間違えると、縄を踏んづけて大迷惑とか、まわってきた縄が身体を直撃で涙、とか。どんくさかった私はいつもドキドキしていた。

 オンラインでの会話もタイミングが命。意を決して発言したら、その時すごいスピードで話が切り替わっていたりして、完全に的外れな意見になってしまったりした。本当に器用に縄に入るごとく、この微妙な間をものともせず上手にスマートに発言できる人がうらやましい。

 オンラインは本当に難しいと思ったが、もともと人との会話は難しいのだ。対面していることで微妙なニュアンスを感じ、いい具合の空気感で丁度いい間で話すことで、会話って、成立するものなのではないか。

 でも、これもオンラインが当たり前という世代の人たちにとってはどうでもよいことなのだろうか。わからない。


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