コミケ102の話⑤
「タイトルが大事」「表紙が大事」
これは情報評論ジャンルでは口すっっっっっっっっっっっぱく言われていることなので、皆さんご存じだと思う。
今回は情報評論ジャンルの傾向とかも混ぜて少し書きます。
目次
■喋ろうと思っていること
①なぜイギリス本を出したのか。
②誕生日席の所感。
③ポスターの重要性。掲げる前と後の比較
④イギリス本ということ。
⑤みんなタイトルで本を買いすぎ問題
⑥今後、タイトルをどうつけていくべきか。
⑦新刊のイギリス旅行記がいつもの倍売れた。その理由を考える
二次創作ジャンルと違い、情報評論ジャンルは「一見さん」の比率が多い。
男性向けはあまり詳しくないが、数年前まで女性向け二次創作ジャンルをやっていたので、傾向の違いは知っている。
女性向け二次創作は、イベント前に好きな作家さんの情報だけチェックして、
ピンポイントでそこだけ買って、
買い終わったらさっさと引き上げる。
一般さんがいなくなるから、午後1時~2時にはサークル参加者も、もういない。
そこから先はオシャレなカフェやレストランでアフターです。
自分の好きなカプ本しか興味ないし、
好きカプであっても解釈違いなら、もうアウトだから
現地買いがなかなかできない世界なのだ
(※オールキャラ好きや雑食の方ももちろんいます)
イベント前にすべての勝負は決まっている。
対して情報評論ジャンルは、
買い手さんが自分のメインジャンルのハントが終わった後に
「情報評論でも見に行ってみるか。コミケの醍醐味だしね」という流れで
見に来てくれる割合が多い。
勝手な体感だが、女性向け二次創作よりは絶対に多い。
よって一見さんが多い、という言い方になる。
で、自スペース前を通りかかるこの一見さんたちに、1秒以下で自分の本のアピールをしないといけないから、
「タイトルが大事」「表紙が大事」
というわけだ。
長くなりました。
今回のタイトル、「地獄のイギリス旅行」は、自分的に盛ったつもりはない。
あまりにイレギュラー続きだった現地で、
「このイギリス本のタイトルは『地獄のイギリス旅行』か
『GOTOロンドン~死のロード~』のどっちかにする」と
リアルタイムツイートをしております。
韻を踏んでつけた「ロンドン」だけの旅じゃないので、「地獄の」を採用しただけでした。
ただ、このタイトルは「引きとしては」「成功」したみたいで。
「地獄が気になってきました」
「地獄ってどういうことですか?」
「来月イギリス行くんです。気になって」
という方が結構来た。
ついでに。フランス人女性が来て
「(イギリスが)どんな地獄か気になってきたけど、ストライキはうちも同じだわww」
「でもストライキはうちだってすごいし」
と謎の対抗意識を出して去っていったのも面白かったです。
そんでさー、
みんな頼むよ、少しは中見て買っていってくれよ!って焦る程度には
本当にタイトルだけでお迎えしてくださったわけですよ。
これは「誕生日席の影響」なのかな。
ポスターに興味持ってきてくれた人で少し混みあうと
みんなスムーズに流れるように気を使ってくれてるのか
みんな買ってるから自分も買っちゃえ空気に流されるのかわからないけど、
この本、1500円だよ?
コミケ戦士たち強すぎるのよ。
もちろん中見て決めてくださる方も圧倒的に多いんだけど!
心配になるのよ…!
でも皆さん本当にありがとうございます。。。
結論。
やっぱり「タイトルが大事」「表紙が大事」
書店に異常に長いタイトルの本が並ぶのを
揶揄できるような身分じゃなくなってきたな…。
ということで、次は「今後、タイトルをどうつけていくべきか。」を書くと思います。
…10/1に参加するTAMAコミの前に、夏コミ記事を終わらせたかった…(:3 」∠ )
終わるかな…
あ、10/1に八王子で行われる「TAMAコミ」にサークル参加いたします!
よろしくお願いいたします!