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他の人のキラキラを気にしない

他の人のキラキラを気にしない

そう思えるようになったのは、30歳を迎えてからだ。

インスタやYoutubeを覗けば、
たくさんの他の人のキラキラとした生活が垣間見れる。

私は20代の頃、そんなキラキラとしたした生活に憧れていた。

朝早くに起きてウォーキングをして、
資格取得に向けての勉強。

休日はオシャレな朝食を作り、
インスタで話題になっている人気なお店でランチ、
夜は手の込んだ料理をつくり穏やかに過ごす。

私は今までたくさんのキラキラ見えることを増やしていくとこを頑張っていた。

でもそれは私が私らしく幸せにすごす事とは違っていたんだと気付いた。

以前はTOEICの勉強をしていた。

ただ目的もなく、
SNSで一生懸命勉強しているキラキラしている人に憧れて。

私も勉強したらもっと人生が充実するのではないのかと思った。

今の何の変哲もない、石ころみたいな自分はダメなんだと。

そして何かやらなくてはならないという謎の焦燥感に常に追われていた。

自分も何かしていないと、
置いていかれてしまうと思った。

ただ、続かなかった。

理由は明らかだ。

試験勉強自体が目的になっていたからだ。

勉強した先の未来や、
何故勉強するかの強い動機がまったくないのだから。

結局試験も受けることもなく、
TOEICへの挑戦は終わった。

そんな他人のキラキラを真似することを日々繰り返したが、
自分の理想には一歩も近づかなかった。

SNSを見て、
キラキラを追うけれども、
モヤモヤは消えない。

自分よりも充実した生活を送っている人が気になって仕方ないのだ。

結果的に無気力になった私は、
何もしなくなった。
SNSへの投稿もやめた。

メンタルが落ち込んでいる時は、
絶対に知人のストーリーを見ないようにした。

そこでようやく気づいたのだ。

他人のキラキラを追っても幸せにはなれないのだと。

人から羨ましがられるキラキラになれなくても、
別に何の問題もない。

それからは自分の好きなことだけをした。

読書、塗り絵、映画鑑賞、散歩など。

特に人から「いいね」が貰えるわけではないが、
謎の焦燥感を感じることが少なくなった。

人から憧れることをしなくても、
自分で自分を満たせてあげることができれば幸せだったのだ。



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