見出し画像

#4 2つのメロンパンナちゃん。 1,300円のぬいぐるみをもう1つ買うか買わないか悩んだ話

先日の雨の日に、家から1時間程かかるショッピングモールへ出掛けた。
特に欲しいものがあるわけではなく、雨の日のこどもたちと楽しく過ごすために。

ゲームセンターでUFOキャッチャーで遊び(戦利品は、娘がとったチョコレート2粒のみ笑)、一段落したところで、向かいの子供向けキャラクター商品を扱うお店へ娘とパパで向かった。
娘にメロンパンナちゃんのぬいぐるみを買ってあげたようだ。
それを見た息子が、
「自分もほしい!」
と言い出す。
「さっきアイス買ってあげたでしょ。」
とパパ。
息子にはアイスを買ってあげたから、娘にも何か買ってあげよう、という考えだったようだ。

息子にそんな言い分は通じない。
あまりに主張するので、私が買ってあげるよ!と申し出た。
「違うぬいぐるみにしよう。メロンパンナは娘ちゃんが持ってるよ。」
というと、メロンパンナじゃなきゃダメだと店内で大号泣!
「しょくぱんまんにする?あ!コキンちゃんいるよ!SLまんもいるよ?!」
という私の提案は全く受け入れられず、メロンパンナがほしいと主張する息子。
困った私はパパに目配せし、
「メロンパンナは娘ちゃんが持ってるもんねぇ?」
と聞くと、パパもメロンパンナ以外で、という意味で首を振る。
再度息子を説得するも、他のじゃダメらしく、駄々をコネまくる。
見かねたパパが息子を担ぎ上げ、そのままショッピングモールを後にした。
車に戻っても泣きじゃくる息子。

ここで私の中で疑問が浮かぶ。
「買ってあげればよかったかな?娘と息子で同じぬいぐるみ持っちゃダメだった??」
と。
1,300円くらいのぬいぐるみ。これが服だったら?
娘と息子でサイズも、色の好みも、デザインも違うものだったら、すんなり買うよね。
でも、娘と息子でおそろいの服やパジャマを買って着させたりしているよね?
なんで全く同じメロンパンナのぬいぐるみは買ってあげないのだろう。。。
メロンパンナは一家に1つじゃなきゃダメだった?

たった1,300円のぬいぐるみをもう一つ買うか買わないかで、こんなにも悩んでしまった。

『一つのおもちゃは一家に1つ。こどもそれぞれには買わない。』
という暗黙のルールが自分の中にあったことに気付く。

結局、大号泣する息子をなだめ、
「わかった。メロンパンナちゃんを買おうね。」
と言うと、息子は自分の主張が受け入れられた安心感から、そのままお昼寝に突入した。

息子が目覚めたころには、元のお店には戻れないところまで来ていたので、近くのお店へ行くと、同じメロンパンナちゃんが1,000円で売られていた。
ラッキー!笑
こうして息子は、娘と全く同じメロンパンナちゃんを無事に?手に入れることができた。

今朝、どっちのメロンパンナちゃんが自分のか見分けがつかない、と言うので、息子のメロンパンナちゃんの足の裏に、サッカーボールマークのスタンプを押すことに。
自分でスタンプ台にポンポンとインクを付けて、いざ足の裏へ。
自分でつけた自分の印を満足そうに眺めていた。

ふと自分の小学生のころを思い出す。
隣町の夏祭りに友達と3人で(親も一緒ですが)出掛けたときのこと。
くじを3人で購入し、私以外の2人はビニール製の頭にかぶれる大きなう〇こをゲットしました(う〇こ、て笑)。
「私もそれ欲しい!!!」
最後にくじにチャレンジした私の狙いは、もちろん、う〇こ。
ドキドキドキドキ。。。。。
私がゲットしたのは巨大なピコピコハンマーだった。
「わ~(う〇こじゃなくて)よかったね!」
親たちは、ピコピコハンマーをゲットした私にそう言葉をかけた。
「はい!チーズ!」
う〇こを頭にかぶる友達2人の隣に、半笑いでう〇こが欲しかったという表情を浮かべる私。
そんな記念写真が、今も手元に残っている。

そうそう、
「おそろい」「自分の」が欲しいのよね。

おもちゃ、ぬいぐるみは一家にひとつ。
それもまぁ、時と場合による。
そんなことをメロンパンナちゃんに考えさせてもらったミドサー母ちゃんでした。


じゃあまたね!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?