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上野の森

このタイトル、上野にある森のことを書こうとしているのではありません。
二十代の頃、主人とお付き合いをしていた頃、
上野でご飯を食べようとして入ったハンバーグ屋さんで出されたご飯の名前なのです。
恐らく、某大食いタレントさん達なら、完食出来るであろうレベルのご飯。
大食いの人の為に用意された、チャレンジご飯の名前なのです。
当時、彼(今の主人)は代謝が良く痩せていました。男性にしてはとても小柄なのに、とにかく良く食べる。しかもかなりの量を。
そんな彼はハンバーグと上野の森を笑顔で注文しました。
そして、それが運ばれてくる時、奥の厨房はなぜか騒がしくなりました。
それもそのはず、誰も注文しない上野の森を注文した人がいたのです。
その事で奥の厨房は大盛り上がりでした。
運ばれてきた上野の森を見た私達は二人共、爆笑。
器に縦長によそられた白米は険しい尖った山のようでした。
それでも、食べる前の彼は「もしかしたら、いけるかも」と思っていたのだと思います。
食べ始めて中盤、「やっぱダメだわ」と堪忍した様子。
そうだよ、何がなんでもあなたは大食いタレントではありませんから。
いくら沢山食べるあなたでも、限度を越す量だもの。
それは無理だよ。
〜心の中の声です〜
懐かしいなぁ、急に思い出した昔の思い出です。
あれ?「俺さ、胃下垂だから太れないんだよね」
と言っていたのに、今はお腹がたぬきさん。
「太れるんじゃない、昔の太れない宣言はウソだったんじゃないの?(笑)」

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