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世界で今フィーバーしているネタ国家リッスンブール

 フランスとスペインの隣にあるリッスンブールは、中世の面影を色濃く残した山間の街並みとワインが有名な自然豊かな国である…と書いたら、みんな信じてしまうだろう。実はこれ、真っ赤な嘘である。
 もともとリッスンプールはフランスの人が地理がわかっていないアメリカ人をからかうために作った架空の国だ。その証拠にリッスンブールの国の形はフランスを反転させたものだ。上にリッスンブールの地図をのせている。(勿論、これも架空の地図である)フランスとかいてある場所とリッスンブールとかいてある場所を比べてほしい。スペインとポルトガルの一部を削りそこに反転させたフランスを、ぴたっとくっつけたものであるとわかってくれると思う。
 初めこそ地理を分かっていない人をからかうためのジョークだったリッスンブールだったが、たくさんの人がリッスンブールについてツイートしちょっとしたブームになり、そのブームに有名人や企業が便乗してツイート、世界中を巻き込む騒ぎとなっている。 
 

 ↓嘘の記憶、をつぶやく人

 

↑このネタに全力で乗る航空会社

https://twitter.com/GPListenbourg/status/1587126369154121730?t=Xf7G7eISrxLig2FSNpaF1Q&s=19

↑ネタに全力で乗るF1


リッスンブールの情報をまとめたウィキペディア(フランス語)もある。


https://listenbourg-offi.fandom.com/fr/wiki/Wiki_Listenbourg?s=09

 フランス語は分からないので、翻訳アプリを使って読んでみた。リッスンバールの宗教は空飛ぶスパゲッティーモンスター教。国民的英雄モンキー・D・ルフィーの銅像が立っている。近年までポケモンカードが禁止されていた等々…アホらしい設定が目白押しである。


 こういう意味のない馬鹿騒ぎというものは楽しい。ハロウィンでみんなで仮想したり、朝まで酒飲んだりするバカバカしさに通じる。だけども冗談を本気にする人も出始めると困るので、『冗談ですよー』という注意喚起も一緒に行なった方が良いのではないかと小心者はおもってしまうのだが。
 とかいいつつ、こういう嘘って本気で本物度が高ければ高いほど、面白いのよね・・・。わたしもリスタンブールネタを二つほど、ツイッターに投稿してみたのだが、嘘をつくことに対する若干の照れと、嘘って笑って許してもらえる範囲じゃないと面白くないわよねという気持ちのせいで若干、ハジケ方が足りない。

 ウッソーホラフキーなんていう、まんま冗談ですわよーって感じの名前にしてしまうところに、嘘をつくことに慣れてない感じが出ちゃってる。もしも本気にする人がいても迷惑がかからないように予防線貼ってる。


 


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