![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/139783552/rectangle_large_type_2_f591f57f7bb6d13697af41bb0b74603b.png?width=1200)
楽譜とエントロピー
オヤジブログ怪気炎 vol.118
突然物理用語が出てきて、困惑されるかもしれないけど、難解な数式は出てきませんのでご安心ください。
エントロピーが増大すると、無秩序にエネルギーが拡散していく。声も、叫ぶ・吠える・泣く・わめく・・などの状態はエントロピーが増大しているのでしょう。
さて、歌う。とりあえず秩序立てないことには共有できないので、開発されたのか楽譜。収まりが付いたので、さまざまな構造が生み出された。ポリフォニー、ホモフォニー・・そしてバッハへ。
20世紀に入り、せっかく音符に押し込めていたエネルギーを、もう一度解放する音楽が試みられた。偶然性の音楽、図形楽譜などなど。それらの試みも一段落して、音楽は再び秩序志向に戻りつつあります。
ここまではあくまでも楽譜を用いた西洋音楽の話なわけでして・・・。楽譜なんて使わずに口伝で伝承してきた音楽が日本にはあります。音のエントロピーが自由な状況なのですね。これはとっても面白いことだと琵琶を弾きながら感じています。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?