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楽譜とエントロピー

オヤジブログ怪気炎 vol.118

突然物理用語が出てきて、困惑されるかもしれないけど、難解な数式は出てきませんのでご安心ください。
エントロピーが増大すると、無秩序にエネルギーが拡散していく。声も、叫ぶ・吠える・泣く・わめく・・などの状態はエントロピーが増大しているのでしょう。
さて、歌う。とりあえず秩序立てないことには共有できないので、開発されたのか楽譜。収まりが付いたので、さまざまな構造が生み出された。ポリフォニー、ホモフォニー・・そしてバッハへ。
20世紀に入り、せっかく音符に押し込めていたエネルギーを、もう一度解放する音楽が試みられた。偶然性の音楽、図形楽譜などなど。それらの試みも一段落して、音楽は再び秩序志向に戻りつつあります。
ここまではあくまでも楽譜を用いた西洋音楽の話なわけでして・・・。楽譜なんて使わずに口伝で伝承してきた音楽が日本にはあります。音のエントロピーが自由な状況なのですね。これはとっても面白いことだと琵琶を弾きながら感じています。

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