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角帯とベルト

オヤジブログ怪気炎 vol.63

ボクは時折人前で薩摩琵琶を弾いています。伝統芸能なので着物を身につけます。
根っからの面倒臭がり屋なので、帯を結び袴を履くことが億劫でした。
生まれて初めて「ちゃんと」着物を身につけたのが、市民オペラ「蝶々夫人」へ合唱で参加した時のこと、卒業式の前に交通事故ではねられてしまい入院先から式場に駆けつけた時もギブスのせいでズボンが履けないので、着物を着付けていただきました。あと結婚式を挙げた時も羽織袴の姿でしたね。
けれどそれらはみんな人に着付けていただいたので、自分一人では着ることができなかったのです。
独奏者としてステージに立つなら、そうも言っていられません。春に控えたいくつかの舞台に向けて、帯の結び方、袴の履き方をもう一度確かめています。もう少し滑りがよい方がいいかなぁと思い、新しい角帯も買いました。
ぎゅっと締めると、丹田の辺りに気合いが入る感じがするのは、ベルトにはない感覚だと感じています。

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