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宿題の効果

オヤジブログ怪気炎 vol.105

アメリカにハリス・クーバーという研究者がいらして、彼の調査によると小学生に宿題を出しても成績との間に何の相関関係もないらしい。
小学校教員の頃「まぁ学習習慣が身につくし、復習にもなるし・・」と宿題を出し続けていた立場としては、何の言葉もありません。
ただ、宿題を出すと当然それをチェックする作業が伴いまして、特に漢字練習などは正しく書いているかどうかをみないといけない。実は多忙化が指摘されている職場で、このチェック時間を捻出するのは一工夫必要なのです。ボクの場合は、ノートの脇に一言コメントを書き込んだりして、ささやかなコミニュケーションを楽しんでいましたが・・。
小学校で教えている「読み書き・計算」のうち、計算つまり四則演算はほとんど電卓やパソコン任せで、読みだってAIが読み上げてくれる。さて、残るは手書き。これまたほとんどの書く作業はキー入力になっているので、手書きで書く回数が減っている。だから書かない漢字を忘れていることがある。
宿題で出さなくても、学校の授業時間の中で漢字練習をすればいいのだろうけど、当たり前のように課していた宿題を含めて、見直すべきことがありそうです。

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