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華僑と極道(ss)

へへへ「文化を壊したやつめ」おや、この声は。
聞き覚えのある。「修復する気はないんなら酔生夢死の賭博、その自傷行為寸前のスリルに血は騒々しいな。」ここは、闘牛場、闘牛場と。なにやら、人相の変わった昔の兄貴分は満面に、喜色を溢れさせた。戦死と登記されている。「きみにまた会うなんて、きみと手を握れようなんて、感無量というか確かに言葉は出ないよ、きみのその表情、なんか、あった?」「まあ、その話はいいや、っていうかお前、まるっこくなったし、いい加減、無邪気な夢は、卒業したのか、許すつもりないからな」「なにをー」「いいや、つってんの、お前変わらねえな」「おあいにく、きみ一人突然現れても驚きはしないよ」「そう見えたんなら嬉しいよ」
まさか死ぬフリも出来るなんて。
したたかなのか、狂言なのか、気を惹くために強欲なのか。
努めて穏やかにそう思った時。
「俺は強くなった、もう前の俺と思うな笑」宣告した。気安く話し掛けられそうな雰囲気は100%無い。
ああ、変わった。変わるやつは居るよな。きみは変わりたいと言っていた。決して現状を、等身大とは認めなかった。冷静さを欠いた時は言いくるめた、そしてそれは、理性に似ていた。只、念頭に生起をするのは、居ないなら居ないと、居るなら居ると、その決断の意図を明かさない傲りを特徴(個性)と見てやるしか優しい手加減は、もはや残ってこない事と言えた。
そうライアーな勝敗の駆け引きには自信を取り戻し笑っていた。
無根拠な、無償とも言いかえられるその愛の雰囲気は、強引な肉食の魅力を思わせルックスともマッチした。すっかり表情を管理している時の、この男は、印象を、握る卓越したスキルと、断片的な知識と、壊れそうな助けを得やすい笑みを浮かせ、しゅんとした相手をよそめに殺し文句を用意していた。「きみは、出来ないから俺に全部任せろよ」
ああ萎える、このやり方をしてきたか。悪役に回すつもりなら早めに逆手に、取ろう。
そう考えようかという、つかのま、周囲のひとの手を引いた男は雑踏に潜伏するように消え、その場には子供の様に置き去りにされた姿は残っていた。今度のそれは、通用しない程、大人なかれを笑わせた。それ、以前やった手、手を対策されないと思ったか。前回は前向きな悲壮なといった微妙な中庸のそのメンタルは、いまや問題とは成らなく、なっていた。ひとりにさせられたら、一人を活かせんのさ、と、勘繰り深い相手になら畏怖のわきたつ微笑は、本人は無邪気な中していた。
見た目はもういい。何を見られても、この人間を辞めないという不敵なスマイルを出来た時、不戦勝を享受する心もちはうしろめたさを克服していた。フェアならフェアに。アンフェアならアンフェアに。警句を考えようという気力さえ残っていた。ある種の全ての過去を乗り越えて、持てるキモチの様な朗らかな個人主義。
この時代も暫く終わりはしない。
これより先の未来を話しても個人を、手にいれたのは数十年の宝物みたいに、ホクホクと、した。

ああ共依存ないって気持いい。
解き放たれた。
重大な決別を経て、暖かみのある活力によい脱力をして、わらえた。

相互援助そのものは、大切と、思います。有償のことをする余裕を持って、無償の活動を敢えてする系のスタイルを、とってます。 プライスレスに、人生を再始動したい人には情報を提供出来るかなとおもいます。OK??? 企画倒れは充分警戒したいし、格闘技なら階級低め、組織ならNPOは、穴場。