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「キャリア・パスポート」

明けましておめでとうございます❗️
本年も宜しくお願い致します。

今年は年始から、心がざわつく出来事が多くありましたね。
今、私たちができることをしていきたいと思うとともに、皆様の生活が一日でも早く「日常」に戻ることを願います。

さて、以前投稿していましたキャリアコンサルタント試験の結果ですが・・・
なんと、合格しました!
(実技はかなりぎりぎりの点数でした・・・)
これから、この資格を活かして、自分に何ができるか、何をしていきたいか考えています。
まずは、学んだことを少しづつ皆さんにお伝えしていこうと思います。

今回は養成講座で勉強をしているときに知った、「キャリア・パスポート」についてです。
「キャリア・パスポート」とは、児童生徒が、小学校から高等学校までのキャリア教育にかかる諸活動について、特別活動の学級活動及びホームルーム活動を中心として、各教科等と往還し、自らの学習状況やキャリア形成を見通したり振り返ったりしながら、自身の変容や成長を自己評価できるように工夫されたポートフォリオのことである~文部科学省より抜粋~と記載されています。
ちなみにポートフォリオとは、教育分野では「教育における個人の評価方法」と定義されています。

簡単に説明すると、教科の学びなどによる自己理解や自分がやりたいことへの興味・関心への理解を深めるために、自らの学習状況や学校・地域活動を自ら振り返り、今後の目標設定を行い、それを見直していく。
これらを小学校から高等学校まで繰り返しながら、子供自らが将来のキャリア形成を担っていくことであると私は考えます。

ちなみに息子も学校で「キャリア・パスポート」を記載していました。
今まで一度も見たことがなかったので、担任の先生に
「懇談会の時にキャリア・パスポートを見せていただいてもいいですか?」とお聞きすると、快く見せていただきました。

息子は小学校2年生のころから、キャリア・パスポートを作成していました。
5年生の今年度は学年の最初に、まず、
「今の自分を見つめよう!」と題し
①自分のよいところ、得意なこと、好きなこと、夢中になっていること
②将来の夢や目標(やってみたいこと、生き方など)
③1学期に頑張りたいこと
そして、最後に
「地域発見(〇〇県と聞いて、思つく場所やものを書こう)」

1学期が終わる前に
①1学期の振り返り(頑張ったことなど)
②1学期の中で一番楽しかったことやできるようになったこと
③2学期に頑張りたいこと

2学期が終わる前に
①2学期の振り返り(頑張ったことなど)
②2学期の中で一番楽しかったことやできるようになったこと
③3学期に頑張りたいこと
それぞれの項目について、子供自ら書いていました。

私が見たのはここまででした。
おそらく、3学期が終わる前に
①3学期の振り返り(頑張ったことなど)
②3学期の中で一番楽しかったことやできるようになったこと
③6年生に頑張りたいこと
これらを自ら書くのではないかと予想しています。
(また、懇談会の時に見せてもらおうと思っています。)

担任の先生は、
「お母さん、キャリア・パスポートのこと、よくご存じでしたね。
ただ、児童に書いてもらってはいるんですが、私たち教師は、どのように利用していいか正直わからないんです」
と、おっしゃっていました。

確かにこれを書いただけでは、あまり役に立たないような気がします・・・
子供たちは、自ら振り返りはしていますが、それに対して、周りとの話し合いなど、他者との振り返りができていないのでは?と感じました。
(この振り返りがとても重要であると私は考えます。)

担任の先生からは、
「見たいときはいつでもおっしゃってください。おうちに持ち帰っても大丈夫です。」と言っていただきました。

きちんと活用されている学校も多くあるかと思いますが、息子が通う小学校では、このような感じでキャリア・パスポートを作成していました。せっかく、作成するのであれば有効活用できればいいのですが、先生方も方法がわからないようです。

例えば、通知表と一緒に毎学期持ち帰り、家族と一緒に振り返りを行う。
私は、先生だけに任せるのではなく、家庭でも、この「キャリア・パスポート」を利用して、家族と一緒に振り返りをしたり、仕事の話をしたりするのもひとつの方法ではないかと考えます。

皆さんのお子さんもきっと「キャリア・パスポート」を作成しています。
一度、機会があれば見てみてはいかがでしょうか?

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