みんな松屋行ってシュクメルリ食べよ

駐日ジョージア大使のティムラズ・レジャバさんに最近ハマっている。

わたしはこの方のTwitterフォローしてて、経歴はあんまり知らないけどなんせめちゃくちゃ日本の文化に精通してて日本語なんてネイティブの私ら以上に上手で、偉い人のはずなのに若い感性も持っててSNSで綴る文章にもそれが滲み出てるという方である。


そんな大使の出身、ジョージアの郷土料理のシュクメルリが今松屋で定食として食べられるということで、大使のTwitterは毎日うるさいくらい松屋のシュクメルリを食えツイートで溢れかえっている。大使のことを尊敬する1フォロワーとしてここは食べとくかーという感じになって、こないだぼっち松屋きめてきた。


なんか要はあつあつの鶏肉のクリーム煮にヤバいくらいのニンニクをドーン！って入れてさつまいもも入れてはいどうぞー！みたいなすんげーエネルギッシュな料理なんだけど、海外版二郎やなってTwitterで言ってる人がいてこれやわって思った。
とりあえずガツンとくるニンニクと鶏肉のコンボがすごい美味しくて最高で、大使こんな代物を教えてくれてありがとうって心の中で大大大感謝して店を出た。

松屋出て、家着くまでのバスの中でシュクメルリのことで頭がいっぱいで（もうシュクメルリに惚れてる）でも多分松屋のシュクメルリってめちゃくちゃ日本人の口に合うように修正かかってるんやろなー、大使は現地人として実際松屋のシュクメルリ食ってどう思ったんやろーとか考えてたんだけど、そしたら大使がTwitterで

皆さん、ジョージアがシュクメルリを日本風に魔改造されたかどうかという程度で何を騒いでいるんですか。同国は大使そのものが魔改造されたという案件を抱えているんです。

— ティムラズ・レジャバ駐日ジョージア大使 (@TeimurazLezhava) February 12, 2024

って言ってて、器がめちゃ広いのはさておきこの人どこまでも日本人の懐に入るの上手すぎって思った。

というのも日本人って「日本に染まる外国人｣みたいなのめちゃくちゃ好きだよなと常々感じる。私自身も日本文化に染まりまくってる大使のTwitterみて、勝手に親近感湧いて好きだなーとか思ってるけど、実際日本のこと好いてくれる外国の方は全員好きって節はある。マルフォイ役のトム・フェルトンとかBOSSのCM出てるトミー・リー・ジョーンズとか…


なんか日本人てあんまり「自国愛！日本最高！」みたいなの自分から大々的に言わないけど、YOUは何しに日本へとか、外国人に和食食わせて感想言わせるバラエティの企画とか、そういうのよくやりがちと思う。そこで「日本の○○って最高だよ！」みたいなこと言わせることで多分日本人って気持ちよくなってる
日本人じゃない人に間接的に日本を褒めてもらうことで自国愛を再確認してるというなんともツンデレな国民性ー

まあとりあえず完全に日本テイストで多分本家とは味違うけど、それでも松屋のシュクメルリを当のジョージア人である大使が喜んで食べてくれていて安心した。なんの安心？

でも大使がいなかったら多分ここまでシュクメルリって話題になってないし、日本におけるジョージアの認知度向上という点においては大使の功績というのはめちゃくちゃでかいものがあるんじゃないかと思う。てかその点において貢献しまくってるならもうそれは駐日大使として120点の働きなのでは…？


松メルリ、期間中あと3回は絶対に食べに行きます。いつかジョージアにも本家ガチメルリを食べに行きたい。重ね重ねありがとうございます大使。