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自信と謙虚って共存できるの?

多くの成功者が語ること、そして多くの自己啓発本で言われることとして、「自身を持つことが大事」という話があるかと思います。
でも同時に、「謙虚に生きなさい」と説く教えも根強いし(日本人的には謙虚の方が文化的に強いですよね)、どちらが正しいかわからなくなることはありませんか?

正直どっちも大事だと思うし、どっちかに振り切った人って極端で付き合いづらい印象を持ちます。この問いはとても難しいし答えなんか出ないはずだと高校生の自分は思っていたわけです。

でもどちらかを選ぶ必要があると思ってどちらがいいかと考えたときに、自信がある人間の方がやっぱりかっこよく映るんですよね。なんでも謙遜する人より輝かしく感じてしまうのは男子高校生には仕方のないことです。←

ここでたちが悪いことに、自分が自信に満ち溢れた人間になりたいかと思うと、答えはNOだったんですよね。

根拠のない自信で満ち溢れた人は「痛く」見えてしまうし、多くの挫折から「上には上がいる」ということを嫌なほど痛感してきたわけですから。
どこまで行けば自信を持てるかと思うと、一生自信なんて持てないと思ったわけです。

とは言っても謙虚すぎる人間も嫌われます。これは認めたくないですが事実です。実際に自分自身の経験でも、すごくテストの点数が高いのに「たまたまだよ」とか「こんなの100点満点取ってる人に比べたら大したことないよ」と謙遜する人に対して嫌味を言われてるように感じたこともあります。

では自信と謙虚はどちらがいいのか?
結局答えは出ないまま、個人内論争に終止符を打てずに悶々と過ごす日々が続いていきました。

今でも大切にしている気づき

長くなりましたが、このような悶々とした状況の中で、自分の価値観にもつながる大事な考え方に出会うきっかけが突然訪れたのです。
その言葉は、自分の思考をクリアにしてくれる気づきを与えてくれました。

「自信の上には奢りがあり、謙虚の下には卑屈がある」

電撃が走ったような想いでした。
自信を持つことに対する嫌悪、謙虚であることに対する嫌悪。
そうか、自分はどちらも行き過ぎた状態を想定していたのだと。
そして、自信と謙虚さを同軸で考えていたこと自体が間違いだったのだと。

逆に言うなら「奢らない自信と、卑屈にならない謙虚さを持つこと」これが多くの成功者たちの秘訣なのかと直感的に理解しました。

この言葉を知ってからというもの、10年近く経った今でも自分の中で大事にしていることが二つできました。
ひとつは「物事はバランス」ということ、そしてもう一つは「最適な状態を見つける」ということです。

自信なのか謙虚なのかという極端な二択で考えず、どちらもいいところを取って同時に持ち合わせるという考え方が大事なのです。
この思考を転用して社会人になってからは「じゃあAさんとBさんの意見の中で重要な要素を足したC案にしましょう」という動きができるのはこの言葉のおかげかと思います。(意外とこれができる人って少ないんですよ)

そして最適な状態というのは、極端に振り切らない状態がいいということです。行き過ぎない自信、行き過ぎない謙虚。この状態が人間にとって一番いい状態だということは、経験則に照らしても周囲を見てても間違いないと確信しております。

この言葉を目にしたのはダイヤのAという野球漫画でしたが、元ネタはとある俳優さんの名言らしいです。
それでも自分は漫画を通して出会った言葉に人生を変えられた思いでした。
漫画を侮ることなかれ。。。

漫画「ダイヤのA」より

みなさんは人生に響いた言葉はありますでしょうか?
ありましたら是非コメントでも何でもいいので教えてください!

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