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学ぶに暇あらずと謂う者は、暇ありと雖もまた学ぶことあたわず【今日の名言】


自分は新しい知識を入れたり新しく技術を習得したりするのが好きですが、それと同じくらい「面倒くさい」という気持ち芽生えてしまう人種です。
このままじゃよくないよな~っとは思いつつも、行動に移すのはやっぱり後回し。やる気が出るのを待ちますが、もちろんそのような瞬間は訪れず。

そんな怠惰な自分にぐさっと突き刺さった言葉があるので、今回はその言葉を紹介しようと思います。

学ぶに暇あらずと謂う者は、暇ありと雖(いえど)もまた学ぶことあたわず

『学ぶに暇あらずと謂う者は、暇ありと雖もまた学ぶことあたわず』
(まなぶに ひまあらずと いうものは、ひまありと いえども また まなぶこと あたわず)~劉安~

この言葉は、「学びたいのに暇がないという人は、たとえ暇があっても学ぼうとしない」という意味を表しています。
耳が痛いワードですね。
完全に自分のことです(グサッ)

経験からこの言葉を紐解く

自分の経験から「暇がない・時間がない」と思った過去のシーンを思い出して、あえて批判的に捉え直してみました。

まず、暇がない・時間がないというのは本当に時間がない時につい思ってしまっていたということが分かりました。時間がなくて他のことができないのは事実なのです。
だとしたら学びたいのに時間がないと思うのは自然なこと。
じゃあなぜ暇があっても学ばないことに繋がってしまうのだろう?
その謎も紐解いてみました。

色々考えてみた先にとある結論(仮説)を出してみました。
そもそもの問題は「言い訳をしている自分がいる」ということです。
これは建設的な思考回路をしていればすぐ分かることでした。
 ✕ 時間がない → できないのは仕方ない
 〇 時間がない → 時間を何とか作ろう/できる範囲だけでもやろう

上記の例からも分かる通り、同じ「時間がない」という事象に直面しているはずなのにその先の思考回路がまるで違いますよね。
自分の場合は✕の考えが先行してしまい「時間がないから仕方ない」と自分に言い聞かせることがほとんどでした。
自分のような思考回路の人は、仮に時間ができたとしてもきっと次のやらない言い訳が頭によぎってしまうんでしょうね。。。

自分はこの言葉に出会ってから、「自分は本来やる気がある人間なんだ。今できないのは状況的に仕方ないことなんだ。」といって、行動していない自分を正当化する思考回路をしていたことがよく分かりました。
ゴリゴリに恥ずかしい。。。
周りを見ても「時間がない」というワードは、自己正当化や自己防衛を図る人がよく使う言い訳だと思います。
時間がない。だから?じゃあどうするの? この視点が大事ですね。
本当に学びたければ時間なんていくらでも捻出できますしね。

つい先延ばしにしてしまう自分に言い聞かせよう

怠惰 <<< やる気 になるまで待とうとしてしまう、そんな経験ありませんか?
自分は完全にそのタイプです。
ですが、限りある人生の、限りある時間。
怠惰心に合わせて先延ばしにしてしまい、結局何もやらず、何もやらなかったと後悔する自分。容易に想像できますね。
3年後の自分を想像する。「3年前になぜ始めなかったのか・・・」と落胆しても過ぎた時間は取り返しがつかない。

だからといって「1秒も無駄にしないぞ!」とストイックに生きるのは正直ハードルが高すぎてやる気スイッチが一気にOFFになります。
結局行動しないという選択肢に流れ着くのが関の山です。
なので自分は時間がない時こそ「小さなことでもいいから、少しだけでも前進しよう」と言い聞かせることにしました。
if-thenルールってやつですね。(if-thenに関しては後日話せたらと思います)
ほんの少しだけでも積み上げ行動を取ればオッケーというハードルの低さであれば、だれでも無理せずできると思うわけです。

自分の怠惰を嘆き悲しむのではなく、自分の怠惰とうまく付き合いながら成長の喜びも求めること。
そのヒントがこの言葉に秘められていたように思います。
皆さんもぜひ「学ぶに暇あらずと謂う者は、暇ありと雖(いえど)もまた学ぶことあたわず」を定期的に自分に言い聞かせてみてはどうでしょうか。

オモワレ

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