【休職日記2】「健常な人」として生きられない 抗うつ薬を飲みながら働くこと



数年前から抗うつ薬や睡眠薬を飲んで仕事をしていた。
周りの人がどう感じながら働いているかわからないが、自分の中ではなんとかギリギリのところでやってきた。「みんな大変なんだよ、あなただけがつらいわけじゃないんだよ」という言葉をいつも自分に言い聞かせていた。私は健常な人と同じように働ける自分でいたかった。でも周りの人はうつ病と診断されて、抗うつ薬なんて飲まなくても、週5で8時間、当直もしながら働ける人たちだ。(実際はもっとたくさんの人がこっそり隠しながら薬を飲んで普通なフリをして働いているのかもしれないが)

私は結局、健常な人ではないのかもしれない。でも自分を病人だと思うことは、嫌というか、怖い。
健常な人からこぼれ落ちるのが怖い。私の中に偏見がたくさんある。健常な自分ですら愛せるわけではないけれど、病人となればなおさら到底愛せない気がする。

今の職場で、「健常な人」として採用され、「健常な人」の分の仕事を課されている。
今までもずっと「健常な人」のレールを歩いてきたからそこから外れるのが怖い。
でも、今回の休職は今までの生き方を含め考え直す良い機会なのかもしれない。

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