お産の時の妊婦さんの羊水がシャンプーの匂い?!
コロナも第5類になることが決まりましたが、
除菌スプレーはまだ手放せそうにありません。
こんにちは! 【不妊治療に頼らない高齢出産の専門家】の涼子です。
今回は、経皮吸収についてお話ししますね。
本日のお品書き
・肌にはバリア機能がある
・除菌のやりすぎが感染症を引き起こす?
・経皮吸収って?
・匂いは香害?
肌にはバリア機能がある
肌にはバリア機能があります。
健康な肌は、程よく自分専用クリームを調合して、
お肌の表面を守ってくれます。
例えば、
紫外線や、雑菌など。
いつも頑張ってくれているお肌を取り巻く環境は、
昔と比べて、過酷なものになっているかもしれません。
わたしたちの肌を守ってくれている常在菌は、
ボディソープなどで洗い過ぎることにより、
死滅(しめつ)してしまい、
雑菌が繁殖(はんしょく)しやすくなったり、
雑菌が繁殖することで、肌トラブルを起こしやすくなります。
そして、
「皮膚の油やフェロモンが足りないぞー。もっと出せ〜」と
過剰(かじょう)に出してしまうこともあるようです。
「肌が痒(かゆ)いんだよね〜」とぼりぼり掻(か)いてしまう人は、
もしかしたら「洗い過ぎ」かもしれませんね。
除菌のやり過ぎが感染症を引き起こす?
新型コロナウイルスの感染防止対策の一つとして、
もう当たり前になっているアルコール消毒ですが、
「消毒や手洗いをしすぎると皮膚のバリアー機能が壊れ、
細菌感染などを起こしやすくなる」という専門家もいらっしゃいます。
手洗いやアルコールスプレーなどによる感染対策は必要ですが、
手の洗い過ぎやアルコールスプレーのやり過ぎもまた、
常在菌までやっつけてしまうので、
乾燥や手荒れの原因になります。
手の洗い過ぎやアルコールスプレーのやり過ぎで、
手あれが気になっている人もいらっしゃるのではないでしょうか。
経皮吸収って?
経皮吸収とは、
有効成分が皮膚の毛穴や汗腺、
細胞の間をとおって皮膚から体内へ吸収されることです。
肌に張るタイプのお薬が処方されているのはそのためです。
例えば、
心臓の発作を止める貼り薬「ニトログリセリン」や
禁煙を促す「ニコチンパット」は、
薬効成分を染み込ませたテープを直接肌に貼り付けて
経皮から吸収させています。
気をつけなくてはならないのは、
経皮吸収されるのは、
からだに良い成分だけではないということ。
口から入る毒に関しては、
肝臓がある程度分解してくれますが、
経皮から吸収された毒は、
肝臓を通過しないため、
体に残り、巡っていきます。
口から入るものは、
ある程度肝臓などが解毒してくれますが、
経皮吸収されたものは、そのまま吸収されてしまいます。
助産院をされている助産師さんのお話では、
お産の時、
妊婦さんの羊水からシャンプーの匂いがするというのです。
シャンプーは頭皮から吸収されて、
お腹の中まで届いてしまっているのでしょうか?
お腹の中の赤ちゃんは、
羊水を飲んでいるそうなので、
毎日使っているシャンプーや、ボディソープを、
経皮吸収していると思うと怖いですね。
匂いは香害?
強い匂いは香害とも言われ、
近年、香害によって、体調を崩してしまう人が増えているようです。
強い香りにさらされていると、
その匂いに慣れてしまい、匂いを感じにくくなります。
鼻の匂いを感じる細胞は、とても感度が良いのですが、
感度が良すぎて、すぐ疲れちゃうんですね。
匂いというのは、
動物にとって生死に関わる判断をするためのものなんです。
わたしはいざという時「鼻がきく」状態にしておきたいです。
ドテラのアロマオイルも好きですし、
愛用しておりますが、
過ぎたるは及ばざるが如し。
香りも手洗いも除菌もケースバイケースでバランスよく。
そして、
自分の常在菌と上手にお付き合いしていきたいですね。
今日も最後までお読みいただきましてありがとうございました!
この記事があなたのお役に立てれば幸いです^^
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