創価大学国際教養学部での学び② 大学で学ぶということ~春学期を終えて~
こんにちは。城sukiです!夏に入り、毎日暑いですね。こういう時期だからこそ体調を崩しやすいことが多いです。しっかり水分補給しましょう!
4月に創大に入学してから半年が経ち、7月も終わろうとしています。春学期1セメスターを終えて私のキャンパスライフを振り返りたいと思います。
前回は主に「国際教養学部(FILA)」について投稿しました。今回は、学部ではなく、全学生が選択する「大学科目」についてお話ししようと思います。
創価大学の建学の精神は3つあります。
一、人間教育の最高学府たれ
一、新しき大文化建設の揺籃たれ
一、人類の平和を守るフォートレス(要塞)たれ
一番最初に掲げられている、「人間教育」とは何か、見ていきたいと思います。(あくまで私個人の見解です。)
(1)大学科目
大学科目とは、名前の通り大学、主に創価大学について学ぶ科目で、創価大学に通う学生は必要な単位数獲得する必要があります。
大学科目の特徴
創価大学の歴史を学ぶ授業
創立者池田大作について学ぶ授業
創価大学の行う「創価教育」について学ぶ授業
創立者池田大作のスピーチを研鑽する授業
大学の意義について考え、学生が授業を作っていく授業
このように大学科目の特徴は多種多様で幅広いです。英語で開講されている科目もあり、留学生とも履修可能です。
ここでは私が履修する「創価教育論」と「人間教育論A」について紹介します。
創価教育論
「創価教育論」という授業は、創価大学の実践する「創価教育」について学ぶ授業です。創価教育に関係する人物として、提唱した、教育者牧口常三郎に始まり、創価大学の創立者である池田大作まで含まれます。牧口も池田も「創価学会」に関係しますが、授業で宗教の話はあまりせず、主に「教育」というテーマに焦点を当てて行われます。ぶっちゃけ授業を受けた感想として、面白い授業です。創価とは何か、教育者牧口先生は創価教育の歴史としてどのようなポジションなのかについて学びます。創価大学内にある、池田大作記念創価教育研究所に在籍する研究員教授が授業を担当しています。レポート課題と期末試験が課されます。
人間教育論A
通称「にんきょー」と呼ばれる授業で、創立者池田先生の大学行事・外部イベントでのスピーチについて研鑽する授業です。毎回スピーチ読んで、事前の課題に回答して授業に臨みます。ここでも言っておきますが創立者池田先生は創価大学の「創立者」という立ち位置です。大学の入学式・卒業式・海外大学での基調講演などを読みます。スピーチ・予習課題は非常に哲学チックで、とても興味深いです。例えば「どうやったら自分に自信を持つことができるか」「真の教養を身に着けることとは?」など、日常生活に結びついた話題が多いです。授業内では、自分が考えた答えを少人数グループでディスカッションします。いろんな学部の人が集まるので、他学部に友達を作ることができます。おすすめです!
どちらも授業も私がとっている授業ですが、特に「人間教育論」の授業は、創価大学の建学の精神の一つである「人間教育の最高学府たれ」との言葉をそのまま体現していると思います。人間として社会でどのように活躍し、自分自身はそのためにどのように磨いていくべきなのか、日々学びます。
(2)人間教育の拠点「寮」での生活
大学の授業とは離れますが、創価大学には大学が直営する「寮」があります。創価大学にはキャンパス内・周辺におよそ20棟近くの寮があり、日本人学生・留学生がともに暮らす「国際寮」も存在します。ここでは私が暮らす「国際学生寮」について説明します。
私が暮らす滝山国際寮は、ユニットという8人グループで一つのリビングを共有するシステムで、各ユニットに先輩寮生であるRA(レジデント・アシスタント)がいます。およそ400名が収容でき、食堂・大浴場・自習室・キッチン(電子レンジ・IHコンロ)・洗濯機・シャワールーム・自販機などをそろえています。地上6階の東棟と7階の西棟に分かれ、地下1階まであり内部はとても広いです。一人一人個室が与えられ、プライベートも確保できます。平日昼と日曜を除き、朝昼食事が提供され、栄養の取れたおいしい食事をとることができます。
魅力① 留学生と暮らす
日本人と留学生(創価大学の留学生・交換留学生)がともに暮らすため、国際色豊かな日常を送ることができます。私のユニットも、韓国・カンボジア・中国の留学生がおり、日本語・英語両方で会話します。また同じフロアにあるキッチン・ラウンジでもほかのユニットの留学生と会うことが多いので、気軽に留学生の友人を作ることができます。滝山国際寮だけでも、ミャンマー、ケニア、エジプト、インドネシア、スペイン、ウズベキスタンなど様々な国から来た留学生と友情の輪を広げられます。
魅力② ともに学びあう場所
寮の運営は開学当初から学生が行っており、毎晩の日直制度、イベント運営、清掃も学生が行います。同じユニットでもともに勉強でわからないことがあれば教えあったり、日常生活で困ったことや悩みがあってもともに悩んでともに乗り越えようという連帯感が存在します。とても温かいです。
魅力③ 寮ならではのイベント
大学側が運営するイベントに加えて、寮でしか体験できないことも多いはず。滝山国際寮スポーツ大会や青春城総会、寮生大会などがあります。特に私が思い出に残っているのは、先日行われた「青春城総会」です。創立者池田先生が寮にかけられた思いである「人間・世界平和」というコンセプトをもとに、滝山国際寮に住む私たち寮生の「使命」とは何かを考えるイベントです。各部門に分かれ、合唱、プレゼン、記念品、シュプレヒコールなどがあり、私自身も全寮生の前でプレゼンを披露しました。どの部門の人たちも熱意がこもっていて、インスピレーションをもらえるイベントでした。
寮、それは単に生活空間ではなく、人間教育を実践する拠点である。創立者池田先生は創価大学の学生寮を大学の「中核」と思いを寄せてくれました。創立当初は、学生闘争の真っ只中。寮の建設というものは学生闘争の拠点になってしまう、そう懸念されていました。しかし池田先生は「学生による寮の運営が可能ならば、それは創価大学の人間教育の勝利である」と語られました。創価大学の「学生自治の原則」を第一にし、学寮の建設に踏み入りました。
(3)全学必修「データサイエンス」
2021年度より、「データサイエンス入門」の授業が全学必修となりました。データサイエンスって聞くと、なんだか難しそうなイメージがありますよね。ざっくりいうと、データや情報を取り巻く環境を広く学ぶ科目です。私が受講しているデータサイエンスは英語科目なので、授業もすべて英語で行われています。クラスの半分以上が留学生、残りがFILA(国際教養学部)の日本人学生で構成されており、学部外で留学生の友人を作ることができます。
じゃあ具体的に何やってるの?皆さんにもおなじみ、ChatGPTを動かす人工知能AIの使用のメリット・デメリット、問題、また統計データの分析などを行います。ディスカッション・ディベートが頻繁に行われ、自分の考えを述べることが求められます。私が個人的に面白かったと思うのは「AIと戦争」という授業回です。人間による制御ではなく、AIが実際に操縦し、攻撃を行う「キラーロボット」について学ぶ授業です。調べれば調べるほどとても危険なものだなあと感じました。
世界中の留学生とおともに学ぶため、とても刺激になります。テストがなく、レポートや授業課題での取り組み状況で成績がつけられます。
どうでししたでしょうか。今回は主に創価大学全体のお話をしました。
創価大学の授業について知ることができたのではないかと思います。
ではまた!