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マロン日記#36【ファーストクラス・ビンタ】ビンタ資料動画34発☆有料☆

耳に大ダメージを負った私は暫し沈思黙考。
マロンさんに耳の事を知られたら、彼女はビンタの力を必ず緩めるだろう。

この最高の手のひらが生み出すビンタを頂けるのは後わずかなんだ。

どれだけ痛かろうと、手加減したビンタだけは避けなければならない。

『全力のビンタ以外いらない』

私はマロンさんにそう公言した以上、やり抜くんだ。

あ……良きアイデアが閃いた。

マロンさんに耳の状態を悟られぬよう、手加減無しのビンタを貰える方法がある!

「正面より、ちょっとこっち向いてやる?」

マロンさんはデジカメに映るように、私の顔をちょっと斜めに向けて、

「こうだよね」

「うん」

左手で私の右ホペタを押さえながら、「で、こうね?」と、右手で左ホペタをパチンと張った。

「そう」

私が閃いた方法、それは『ストッパー・ビンタ』だ。

左手を右のホペタに沿え、右手でビンタを張る。これによりミートする範囲が定まり、耳の方へズレる率が減る。

しかも、マロンさんの左手は右手よりも更にぐにゅんぐにゅんの、『より一層飲める手のひら』なので、その至福の感触を右のホペタで味わいながら、左のホペタで刺激を楽しむ──

流石はBM(ビンタマイスター)、我ながら素晴らしいアイデアだ。

マロンさんは「え~」と言いながら右手を振りかぶり──

ヴァチイィィン‼


「……こういうこと?」

「痛ったぁ~い、これ痛~い‼」

想定外の事態が発生。
耳には当たらなかったが、左手で押さえつけているため、ビンタの威力が突き抜けず、右のホペタ全体に威力が集中、とてつもない激痛が右のホペタを破壊した。

『おい……この張り方では流石の我輩も耐えられるかどうか』

ホペタの心配(幻聴)をよそに、マロンさんは嬉しそうにホペタをもみもみしながら、「こういうこと?」と何度も確認する。

「そうそうそう!」

強がれ私。

「はいはいはい、いくよ~」

ヴァチン!! もみもみもみ……ヴァチン!! もみもみもみ……


何度かビンタを張るうち、マロンさんは首を傾げた。

「どういうこと? こういうことでいいの?」

「……そう」

ヴァチン!! もみもみもみ……ヴァチン!! もみもみもみ……


頃合いを見て、マロンさんはホペタから手を離した。

「どうかな、見てみ?」

「これさ、(力が)抜けないからめちゃくちゃ痛いわ」

しまった、思わず本音を漏らしてしまった。

しかし、マロンさんはまったく気にしていない様子。

よかった。

少し経って撮影再開。

もみもみ……ヴァチン!
もみもみ……ヴァチン!

「手、大丈夫ですか?」

「大丈夫だよ」

もみもみ……ヴァチン!
もみもみ……ヴァチン!
もみもみ……ヴァチン!
もみもみ……ヴァチン!
もみもみ……ヴァチン!


あぁ……段々慣れてきた。

ホペタに沿える左手が僅かに唇に触れている、柔らかい……なんて柔らかい手のひらなんだ。これは快適過ぎる、まるでファーストクラスのシートに身体を埋めているかのようだ。

もみもみ……ヴァチン! 
もみもみ……ヴァチン!


これは……これは極上のご褒美ビンタだ。 

ラ○ホの500発を耐え抜いたからこその、甘美なるファーストクラス・ビンタ

「いい? もっと?」

目を閉じて味わっていると、マロンさんの問いかけが聴こえた。

私はそっと手を挙げて終了を促した。

「ありがとう」

とろけるように甘いビンタを心ゆくまで堪能した。

【マロンファーストクラス・ビンタ資料動画】

3ファイル 10発(右)+ 19発(右)+ 5発(おまけ)
合計:34発
打ち手の姿 : アリ

※おまけビンタ(デジカメ電源切れ)

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