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菊田幸一著『新版 死刑廃止を考える』

 個人的には死刑という制度は一刻も早く廃止すべきだと思う。 遺族感情とか、国民が死刑の存続を望んでいるとか言う人もいるけれど、僕は絶対死刑に反対。

 日本の刑事司法は、不透明で冤罪を生みやすい土壌があると思うし、死刑廃止は世界の趨勢でもある。 

 たとえば、京アニの事件の犯人の受け答えを見ても、とても未熟で幼稚で、大人になりきってないと感じさせる。彼自身も、今の時代の被害者なんだろう。 終身刑でしっかりと自分の行いの罪の深さを反省させ、自分の言葉で謝罪できるようになってほしいと僕は思う。

 世界で100カ国以上が死刑を廃止、あるいは停止しているそうだけど、どの国も当初は国民の声は否定的だったそう。(国民は、死刑の存続を望んでいた。) フランスのミッテラン大統領が有名だけど、国の指導者がリーダーシップを発揮して、死刑を廃止したと言うことだ。 フランスも当初国民は否定的だったが、今では大多数の国民が、「死刑を廃止してよかった。」と思っているそう。 「死刑」なんて制度は、犯罪の抑止力はないし、(死刑になりたくて無差別殺人を犯す人だっている。)冤罪の危険もあるし、関わった人たちにだって、不幸をもたらす。

 もう廃止しかない。。。 


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