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サポーターの応援スタイルと地域愛

自分たちに矢印を向けて応援をする今治サポの姿や、夢スタの雰囲気が好きだ。

思わず文句を言いたくなるジャッジ
相手選手のハードコンタクト

90分の試合の中には幾度となくそういう場面が出てくる。しかし、今治サポの大多数はそういう場面で声を荒げたり、ブーイングではなく自チームの選手に対して応援をする。

"あいつが悪いから…"と起きたことに背を向け逃げるのではなく、起きたことの意味を考え、自分たちのすべきことに注力する。

サッカーの応援サポータかくあるべし。という価値観より、FC今治という存在がこの街を照らしてくれる。そんな存在だと信じているから、週末夢スタに足を運び応援をする。

そんな今治サポの姿が好きだ。

ピッチ上で戦う選手には物足りないかもしれない。しかしそれはピッチ上の選手は主体性を持って自らの役割を全うしてくれる特別な存在とリスペクトをしているからこそ、試合結果に関係なく暖かく迎え応援している。

結果が出ないときに選手に厳しい言葉をぶつけ、その反発心から高パフォーマンスになる場合も当然あるがそれは、岡田武史氏のいうところの「ブラックパワー」で長続きしない。現代社会にあるパワハラの構図と同じでそれに耐えられるものだけ残る。誰かを傷つけ、他者をリスペクトしない行為だ。

選手は基本的にシーズンごとの契約で、自身のパフォーマンス、チームの成績は自らの待遇、生活に直結する。そのことを選手は理解している、自立し主体性を持っていると思うからこそ、サポーターは信じ応援しているのだ。

サポーターの応援に何が正解というのはないと思うが、FC今治のようなクラブがあるのもJリーグが誕生してから29年、10クラブ1リーグで始まったものが、58クラブ3リーグと日本全国に広まり、時代を反映しているケースなのだと思う。

私は、今治が好きだ。

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