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皆が勝ちたがっている世界で特定の作品にレビューを書く難しさたるや

今日、日頃からお世話になっているノベルアップ+という小説投稿プラットフォームで作品レビューを三つ書きました。レビューは初めてではないのですが、私も一年以上投稿を続けてきて、ようやく競争心だとか承認欲求が自立してきた中で書いたレビューは初めてかなと思います。

まず大前提としてレビューが貰えたら嬉しいだろうという話

web小説って1pvや1感想1ポイントがすごく嬉しい媒体なんですよ。その中でもレビューって特別で、書くハードルも高ければ貰っても嬉しいんだと思います。

貰えないと悲しいかというと、貰えなくて当然のものだと思いますので、人が貰っているのを見ると羨ましく感じるというものなのかなと思っています。そのくらい、レビューとはハードルが高い言葉および仕組みなのです。

なんたって読み込まないといけないですからね。小説なんて、30%くらいはボケーっと文字を消費するだけで良い時間を過ごすためのツールとして程度に扱っていた私は、そのレビューのために読み込むって時点でハードルが高いと感じるわけです。

レビューって読み込まないと書いちゃいけないんだっけって話

本来はそんな事ないと思うんですけれども。漂うそういう空気は無視できないと思っています。

web小説界隈に入って浅いので、どういう経緯でこのような作品を読み込んでから書くものがレビューであるという空気ができたのかは知りません。この空気は、web小説の世界を盛り上げるのに邪魔になる要素だと思うのですが、同時にレビューを極上のファンレターというポジションに確立している要素でもあるので、これはこれで良いんでしょうなとか思ったり。

じゃあレビューを書くのは、読み込まないと書いちゃいけないかって言われたら、決してそんなことは無いと思うんですよね。

そもそも全集中の呼吸で小説を読み続けられる人なんて、そう多くは無いのではとも思いますし、投稿サイトのレビューってのは食べログよろしくもっと気軽に書いて、受け取った人が喜びつつ、誰かがそれの消費者になろうか迷った時に背中を後押しする役目が出来れば十分だと思いますし。

そしてこれらを達成する為の言葉は、読み込まなくても十分紡げるはず。

そう思うと、やはりレビューを読み込まないと書いちゃいけないなんて空気は、若干緩和されていくと、もっと面白い世界になるのかなあとか思わなくも無い。

web小説界隈は皆が勝ちたがっている?

知らないですけどね。

でもまあ、皆それぞれ、何かしらの結果は欲しいんじゃないかなと、SNSやブログを見ていると思います。所詮私の見えている範囲も、ごくごく一部なのでしょうが、見えている範囲では。

こういった世界で活動を続けていると、選べない隣人として常に「競争心」「嫉妬心」がいます。これらと上手く付き合っていきながら、長い滞在が必要なわけです。

これらと上手く付き合わないとと思うと、まあ誰しもがある程度は何かしらの形で結果を望んでしまう世界なのかなと思います。

皆が勝ちたがっている世界で特定の作品にレビューを書く難しさたるや。

さて、つらつらとレビューを書くハードルの高さや競争心や嫉妬心について書いたところで、今日の本題を軽く。

ノベルアップ+で、レビューをもっと気軽に書いてみようという動きがありました。

「レビューの最低文字数を下げたよ!」「レビューを月に三本書くと、色々とあげるよ」というのが公式が仕掛けてきたレビューを盛り上げる施策です。

ハードルを下げるというのと、ゲスいですが、レビューを書く行為の目的として、レビュワーが得するようなものがもらえるという企画でした。

もらえるものはソシャゲの近年のアイテム配布状況などと比較すると些細なものかもしれませんが、動機付けとしてはかなり十分で、前述の通り、確かにレビューが盛り上がったらこの世界はもっと面白いと思うので、良い施策だなーって思いました。web小説界隈を本当に好きそうなノベプラ運営らしい企画ですよね。

というわけで、ノベプラ信者をやっている身としては乗っかっていこうと思った次第ですが、どの作品のレビューを書くかというのはかなり悩ましいことに気がつきました。

繰り返しますが、前提として、レビューを書くのって現状の小説界隈の空気を読むとめっちゃハードルが高いわけです。なのでその盛り上げ賛成! と思っても、大量投下みたいなことは非常に難しく。

三つでも多いなあと思ったくらいですから。

ですがせっかく運営が用意してくれた、ちょっと頑張れば書ける程度の三つという量なので三つ選んでみました。

こうした時に、困るのが、レビューを書いていないけれど読んでいる作品。ごめんねって感情が湧いてきます。でもやっぱりハードルが高いし大変なので全部は書けない。

そして、書いたものをSNSで流すわけです。

web小説界隈ってのは、やや特殊な界隈で、横同士の繋がりがかなり当然の世界です。ちょっと拡散されればタイムラインに表示されるかもしれません。

気にし過ぎかもしれませんが、周りがレビューで盛り上がってくると、自分の作品はレビューされなかったと寂しくなる人も出てくるような気がしてきました。私もなるかもしれません。

こういう企画などを通して、もっともっとレビューの敷居が下がったら、きっとそんなことは無くなって、色んな人がそもそもレビューを貰いやすくなって、楽しい世界になるのでしょうけれど、再三書くように、現状はレビュー機能は極上のファンレターなわけです。

もっと語りたいけれど長くなったからそろそろまとめるか

まあ何が言いたかったかというと、もっともっとレビューって気軽なものになると良いですねって感じでしょうかね〜。

今回のイベント、盛り上がると良いけどな〜。どうでしょうか。

私自身も作家であり、平日毎日更新をしているので、レビューにそんなに時間がかけられないってのもありますが、いつかレビューをたくさん投下するような、よき読者としても活動してみたいものです。

それには、やっぱりこの今web小説界隈にあるレビューは読み込んでしっかりしたものをみたいなのがもう少し緩和されるとやりやすいかな〜ってユーザー視点で思います。

というわけで。今日はレビュー三つ書いた話でした。

今日はレビューとこのnoteで、連載以外の部分で7000字も書いてしまったw

疲れたw

生きるためになるべく頑張ります