角田夏実選手、日本勢初の金メダル!

 角田夏実選手が柔道48キロ級で金メダルを取り、日本代表選手の初メダルを獲得した。これは日本選手として通算500個目のメダルとなるそうだ。男子の永山竜樹選手も銅メダルに輝いた。筆者は事前の下馬評で角田選手をA判定、永山選手をB判定にしていたのだが、早速アタリである。

 筆者は2017年の世界柔道をぼんやりと眺めていた時に異様に美人の選手がいあるなあと思っていたのだが、それが角田選手である。ただ、当時は無名選手だったし、阿部詩の台頭で代表入りはならなかった。その後もあまり名前を聞かなかった気がする。筆者は東京五輪まで新井千鶴選手と間違えていた。

 しかし、角田選手のすごいところは、そこから階級を一つ下に下げ、世界選手権3連覇となったことである。かなり無双状態であり、金メダルは予定通りだろう。これまで日本勢最高齢は東京五輪で金メダルを獲得した浜田尚里の30歳だったのだが、角田選手は31歳であり、最年長記録更新である。ただし、筆者の持論であるアスリート33歳限界説に基づけば、31歳は全然メダルを狙える年齢である。ラストチャンスでちゃんと間に合って良かったというわけだ。平昌五輪での小平選手のような感じである。

 一方、永山竜樹選手に関してはなんとも後味の悪い結果になった。一応準決勝の不可解な判定は色々と波紋を読んでいるようだ。まるでシドニー五輪の篠原信一を見ているようである。

 こうした疑惑の判定が出る背景には審判の輪番制によってあまり競技レベルの高くない国の審判が担当することがあるからと言われる。確かに選手の国とは違う国の審判が担当するとなれば、日仏が激突した篠原信一の決勝戦のような場合はレベルの低い国の審判が当たることが多くなってしまうだろう。

 鈴木桂治は何やってるんだ??と思ったが、ちゃんと猛抗議をしていたらしい。うーん、それでも覆らないのか・・・五輪は本当に水物である。筆者のメダル予想にメダルの色を書いていないのも、五輪の結果が本当に水物であるからだ。

 筆者の下馬評では体操の橋本大輝はA判定ということになっているが、今回はどうにも不調のようで、もしかしたら個人のメダルなしということにもなるかもしれない。鉄棒は既にメダル獲得の可能性がなくなっている。個人総合で巻き返せば良いが、やはりどうにも不調のようだ。

 メダルというのは本当に難しいので、取れる時に取っておいた方が良い。


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