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「子育てをしながら自分に合った仕事を見つけたい」ペットショップ店員からWebライターになった西原さんのストーリー

母になり、子育てと仕事を両立していると想像以上に大変なことが多いもの。どういった働き方が自分や家族に合っているのかを模索している方もいるでしょう。
今回は、小学2年生と4歳のお子さんを育てながら、ペットショップのパート店員からフリーランスのWebライターに転身された西原さんに自分らしい働き方についてインタビューしてきました。
元々はパートとして勤務されていた西原さんですが、どのような悩みやきっかけから働き方を変えたのでしょうか。また、フリーランスとして働くようになり変わったことについても伺いました。

大好きな動物に関わる仕事、子育てとの両立に悩む

ー前職はどのような仕事をしていましたか?

前職は、ペットショップ用品店でパートとして勤務していました。主な仕事内容はレジや接客、売場づくりです。

また、お店ではイベントを定期的に開催していたので、その企画に携わることも。勤務先にあるドックランを貸切って、交流会やお誕生日会など様々なイベントを企画していました。

ーもともとペットや動物がお好きだったのですか?

そうなんです。ペットや動物が大好きだったので、動物病院の看護師として10年ほど勤務していたことがあります。犬や猫を飼ったり、保護猫活動をしたりもしていました。

ーペットショップの仕事は、なぜ辞められたのですか?

子供の体調不良で急なお休みをとるのが難しかったからです。動物が好きなので仕事自体は満足していましたし職場の方はよい方ばかりでした。

ただ、人数が少ない職場だったこともあり、急にお休みが必要になった際には、 代わりの人に出勤をお願いしなければいけなくて。

子供が体調不良のたびにお願いするのは少し憂鬱でしたし、休みを変えてもらうことに申し訳なさもありました。また、どうしても代わりの人が見つからなければ、結局自分が出勤をしなければいけなかったです。

子供達にも寂しい思いをさせてしまっていたので、このまま仕事は続けられないと辞める決意をしました。

ー前職をやめる時に一番不安だったことは何ですか?

1番不安だったのは収入面です。前職は、パートとはいえ朝から夕方までのフルタイムで働いていたので、ある程度収入は安定していました。

しかし、フリーランスはその時いただける仕事次第で収入が変わります。
収入が減ることで、子供たちがやりたいことを金銭面的な理由でできなくなるのは嫌だなとも悩みました。

 あと、下の子が今4歳で保育所に通っているのですが、フリーランスの勤務形態でもそのまま同じ保育所に預かってもらえるのかが心配でした。お友達もいるので、できれば別の園には変えたくなかったです。

そのため、事前に市役所まで相談に行き、保育所の先生方にもフリーランスの仕事をされている保護者がいるかどうかを聞くなど、情報収集をしてから仕事はやめました。

Webライターに挑戦したことが、フリーランスになるきっかけに

ーフリーランスを目指したきっかけは何ですか?

元々フリーランスで働けたらいいなという憧れはあったのですが、実際にフリーランスを目指そうと思ったのは、副業でWebライターに挑戦して少しずつお仕事をいただけるようになったからです。

ただ、いきなりWebライターに挑戦した訳ではなく、最初はブログからスタートしました。上の子を出産したタイミングで子育てブログを独学で開設したのが始まりです。当時は日記みたいな感じでしたが(笑)

本当にマイペースに更新をしていたのでブログの収益化には全然至らなかったのですが、その経験がWebライターに挑戦するきっかけにつながりましたね。

ーブログからWebライターに挑戦されたきっかけは何でしたか?

クラウドワークスという業務委託のお仕事マッチングサイトに登録したことです。実は、登録したきっかけはWebライターの仕事を探したというよりは、運営していたブログの執筆を誰かに依頼したいと思ったからなんです。

子育てブログをやるうちにサイト運営が面白くなってきたので、もっと取り組んでみようと複数のブログを開設しました。また、続けていくうちにだんだんと収益もでてきたので、ブログの記事を他の方に書いてもらえないかなと思い、どう仕事を依頼するのかを調べようとクラウドワークスに登録したんです。

ただ仕事を調べているうちに、逆にWebライターの仕事に興味が出てきて(笑)

試しにWebライターの仕事に応募してみたところ、最初は韓国アイドルについての記事執筆をする機会をいただけました。実際に取り組んでみると、多くの人に見てもらえる記事を書けることにやりがいを感じ、Webライターのほうが自分に向いているなと。

そこからは、徐々にWebライターの仕事を増やしてシフトチェンジしていきました。元々やっていたブログは、今も隙間時間を使い継続はしています。

フリーランスになり、気持ちや時間にゆとりができた

ー現在の主な仕事内容を教えてください

一番割合が多い仕事は、SEO記事の執筆です。今は全てBtoBジャンルで書かせていただいています。

あと、デザインの仕事も少しやっています。例えば、サムネイルやバナー作りです。デザインについては元々勉強していた訳ではないのですが、SEO記事を作成した際に図解があったら分かりやすいなと思い、実際に作成してクライアントさんに提案してみたところお仕事が広がりました。

そこから徐々に「こういう仕事があるんですけどやってみませんか」と声をかけてもらう機会が増えた感じですね。

ーフリーランスとして働いてみて、実際に変化したことを教えてください。

子供の体調不良で急にお休みが必要になっても、自分で予定を調整できるので気が楽になりました。

もちろんフリーランスでも仕事の締め切りがあるため、急な予定変更は大変です。それでも、在宅で働いているので、自分で予定を調整しながら子供を見てあげられるのがよいですね。どうしても納期が間に合わない時は、朝早く起きて作業することもあります。

あとは、子供達のイベントに参加できるようになりました。以前は、運動会のような大きいイベントには参加できても、ちょっとしたイベントには全然参加できていなかったので。 つい最近も、保育所で行われるリズム体操の発表会や小学校の行事参観ができて嬉しかったです。

また、時間にもゆとりができたので、夕方に子供の習い事をさせてあげられるようになりました。

ーフリーランスになり収入面はどうですか?

収入は、まだ安定していないです。お仕事の案件が多い時期はそれなりに収入も多くなりますが、突然仕事が終わることもあるので不安定ではあります。

できるだけ安定して稼ぐために、仕事がある時もない時も関係なく、なるべく毎日Webライターの求人には目を通していますね。

また、いつでも応募できるような体制にしておいて、やりたい仕事を見つけたら仕事が忙しい時期でも挑戦するようにしています。

挑戦を続けながら、自分に合った仕事を見つけたい

ー今後の目標を教えてください。

今後の目標は、様々な仕事に挑戦しながらより自分に合った仕事を見つけ、それを頑張っていくことです。 

Webライターといっても様々な執筆ジャンルがあるので、まだやったことがない仕事にも挑戦していきたいと思っています。例えば、自分で取材をして記事を書く取材ライターはやってみたいです。

また、デザインの仕事にも興味がでてきたので、LP作成も気になりますね。気になるお仕事があれば積極的に挑戦して、より自分が好きで頑張れそうなものを見つけていけたらなと考えています。

ー同じような悩みを抱えている方へ熱いメッセージをお願いします。

私は、元々文章を書くのがすごく苦手でした。最初にWebライターをやった時は、 文字単価が1文字0.3円とかなり低価格の案件からスタートしたんです。

それでも続けていくうちに少しずつ単価も上がりお仕事も増やせていけたので、文章を書くことに自信がない方でも継続することで道は開けるかなと思います。

また、Webライターは時間に縛られず家でも働けるため、子育て中のママにもおすすめです。今の働き方に悩んでいる方やWebライターが気になる方は、副業からでもできるのでぜひ挑戦してみてくださいね。


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