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記録『3軒ハシゴ記』

書店を3軒巡った。3軒周るぞ! と意気込んでいたわけではなく、ただぶらぶらと歩いているときの寄り道のためにこれらの書店は存在した。
駅ナカの書店
小さい書店
大きい書店
超ざっくりと言えばこんな感じであった。小さいとか大きいとかは、書店のサイズ感。

⭐︎駅ナカの書店
もうとにかく眩しい。今話題の作品たちがずらっと平積みされていた。まさに勢いのある本ばかりであり、「わたしを読め! 」と訴えかけられている気分になった。『元彼の遺言状』がいつの間にか文庫化されていたことに気がつき、すごいなあ、なんて思いながら手に取る。他にもイマを彩る作品がたくさんあり、その輝かしさに圧倒されつつその場を後にした。

⭐︎小さな書店
小さな箱の中に、本をぎゅっと詰め込んだような場所だった。きっと書店員選りすぐりの本だらけだろう。入り口はひとつだけ。話題作や売れ筋ランキングが書かれた板が入り口の隣にちょこんと立てかけられていた。
お客さんと店員さんの距離が近いのか、互いにタメ口で会話している。過剰に「お客サマ」と線引きしていないところが温かくていいなあ。
この書店は蔵書が少ないので取り寄せの問い合わせの場面をよく見かける。信頼されいるのだなあ、とこちらまで嬉しくなるのだった。

⭐︎大きな書店
4階に渡って展開されている書店をわたしは「大きい」と思う。2階の文庫コーナーに足繁く通っている。『昨日のカレー、明日のパン』がとんでもない冊数(これでもかと言うくらいの量、3段6列ほどであっただろうか)でめんちんされているのを見て、「あ! それ読みました読みました〜」と嬉しい気持ちになる。
本がドーナツ状の並べ方をされていたり、(こんな形で並べて良いんか! とびっくりするほどには変な並べ方だった)POPも積極的に書かれていたりと、遊び心があり、その発見の連続が楽しかった。


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