【書評】メモの魔力

今回は誰かからの紹介ではなく、ずっと前から読んでみたいと思っていた1冊。図書館で借りることができたのでありがたかった。

まず、読み終えて感じたことは、著者の前田さんのメモに対する熱量、情熱がすさまじいということだ。私も読み進める中で、前田さんがメモで人生を好転させてきたそのストーリーに心動かされた。

以前から「ゼロ秒思考」をきっかけにメモ書きをしてきたことがあり、自分のモヤモヤをすっきりさせる手段として活用することがあった。また、テックキャンプの学習中も、定期的にメモ書きに取り組み、学習のモチベーション維持に繋げることができた。最近では、このnoteに本の感想を書いていく前に、ざっくりとメモ書きをしてから、文章を整理するようにしている…というように、私がこれまでしてきたメモ書きは主に思考の整理のためだったといえる。

本書において、前田さんは終始「ファクト→抽象化→転用」というフレームワークを活用しよう述べている。ファクトは事実、具体といっても良いだろう。私も事実をひたすらに書き出すことはメモ書きでよくやってきた。ポイントはここからで、そのファクトから得た気づきを抽象化すること、さらに、それを他に活かせる形で言語化する転用までしていこうということだ。

例を私なりに考えてみた。
ファクト:友人が勢いよくカップラーメンを食べている。
抽象化:他の人が食べているものは美味しそうに見える。
転用:食べてほしい商品があったとき、人が美味しそうに食べている写真や映像を見せることで、注文が増えるかもしれない。

これまでメモで事実を書き並べても、そこから共通点を見出したり、他のことに活かせないかと積極的に考えたことがなかった私にとっては、メモ書きの幅が広がっていきそうで嬉しかった。

今後のアクションプランとして、「学びになるな」と感じた瞬間に簡単にメモを取り、そこから抽象化→転用までを可能な限りしていくようにしたい。
さらに、巻末にあった自己分析1000問、全てではないが、「夢についての100問」は少しずつ取り組んでいきたい。自分を深掘ることを改めてやっていこうと思った。これまでの人生をライフチャートで書く(縦軸に感情のプラスマイナス、横軸に年齢)ことも、いったん人生の振り返りとしてやっていきたい。

メモで人生をますます充実させていこう!

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