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パートナーのこと

だいぶ期間が空いてしまいましたが、
更新したいと思います。

僕には付き合って3年半ほどになる同い年のパートナーがいます。

出会いはマッチングアプリでした。
たぶんゲイの間で最も一般的な某ピンク色のアプリです。正直ヤリモクも多く、恋人を作るという目的であれば、このアプリではなく別の手段を使うという人もいるそうですが、過去2人いた僕のパートナーとは、いずれもこのアプリで出会いました。

初めて会った日のことは今でもはっきりと覚えています。
お互いお盆休みだったのですが、彼が自宅近くのコンビニまで来てくれて、初めましてをしたあとに、近くの有名な神社に観光に行きました。そこから温泉に寄って一度解散しましたが、お互い離れがたくなって、また翌日も自宅に来てくれました。
もちろんその時が初対面でしたし、アプリ上のやりとりもそんなに多くしたわけではなかったのですが、会ってみてぴたりと相性がはまるような感覚がありました。

嬉しいことに、そう思っていたのは自分だけではなかったようで、そこから毎週土日は必ず会うようになりました。「付き合おう」「そうしましょう」という契約を明確にしたわけではないのですが、そこから3年半、ずっと隣にいてくれます。記念日は後づけで2人で初めて旅行に行った日にしました。同棲を始めて1年ちょっと経ち、お互い仕事も変わりましたが、ゆっくりとそれなりに楽しく生活しています。


買い物に行くのも、夜寝るのも、ご飯を食べるのも一緒で、割と仲がいい(と、僕は思っている)のですが、それでもふと、彼は自分とずっと一緒にいてくれるのかな、と思うことがあります。同棲をするときにも感じましたが、男2人で住むというと途端に対応可能な不動産屋が少なくなったり、親や同僚にもいまいち今の生活について説明しにくかったりと、同性のパートナー同士で生活し続けていくということは、ときに男女のそれだったらつまずかないようなところで生きにくさを感じるものでもあると思います。そんなとき、自分といることが、楽しさよりも煩わしさが勝ってしまうのではないかと、そんなことを言われたわけではないのに不安になることがあります。

テレビやYouTubeなんかだと同性どうしで生活している人をたくさん見るので、色々と寛容になってきたんだな、なんてのん気に考えていましたが、やっぱり身近にはいなくて、今後自分たちの人生がどうなっていくか、正直わかりません。でも、だからこそ、わからない未来を一緒に闘ってくれる存在が今ここにいるということがとても嬉しく、心強くもあります。

パートナーとの生活については、これからも少しずつ書いていけたらと思います。
それではまた。

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