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中途半端な『はい』の奥に潜んでいた深い意図

NVC(非暴力コミュニケーション)と言う、思いやりでつながるコミュニケーションスキルを私は、気がつけば5年以上学び続けている。

この年になってこれだけ長く魅了される学びになかなか出会うことはない。

先日、くみくみこと
川口久美子さんのNVCの実践講座〜服従の渦〜のサポーターとしてワークのデモをさせていただいた時のこと

そのワークは、

中途半端な『はい』

と言うワークだ。
本当は、あまり乗り気で無かったり、やりたく無いけど断りきれなくて嫌々『はい』と答えてしまって後悔した。そんなことはないだろうか?

今回、私は夫との日常の一コマを使ってワークすることにした。

夫から
『ラーメン食べに行かない?』
との誘いにはいと言った。
と言う出来事

私は、高血圧で薬を飲んでいる。高血圧を放置した事で両目とも眼底出血を起こし、左目は殆ど見えない。
そんな事から食事に気をつけている。

それなのに何度説明しても理解してもらえない事の苛立ちと不満がありつつも、夫の機嫌を損ねたく無い。せっかく誘ってくれたのに。と言う考えから中途半端な『はい』を言ったのだった。

丁寧にに様々な角度から、考え、感情、ニーズにつながっていく。

自分の考え、ジャッカルの奥にある感情とニーズ

私の中で、夫に対しての罪悪感があったこと。それは、長い間うつで仕事も家事もあまりできず迷惑をかけたという考え、その以前には、買い物依存から経済的に迷惑をかけた。という考えからいつの間にか自らパワーアンダーに入っていたことに気づいた。

常に申し訳ない気持ちや不安、恐れが付き纏い些細なことにも本音を言えずにいたことでの不満が蓄積されていたこともわかった。

そこから、更にニーズを紐解いていくと、感謝と誠実さのニーズが生き生きしてきた。

相手の感情とニーズにつながり、夫はワクワク、楽しみでつながりや共有することが大事なことがわかった。

それぞれのニーズにつながり、改めて最初の

「ラーメン食べに行かない?」と聞かれたらどのように答えるか?

という答えに、「はい」と答える代わりにただ「いいえ」ではなく

自分も相手も楽しめるリクエストを選んだ。

それぞれが好きなものを食べれるフードコートやお互いに好きで食べられる和食のお店の提案だった。

そこで会話の量も増えると同時に自分のニーズも大事にできた。

今回、この日常のたわいもない出来事の中から、自分がどれだけ自らパワーアンダーに入っていたか?
夫に対してどれだけ罪悪感があったかが嫌というほどわかった。

このワークをして少し経ってから、自分自身の内側に変化が起きていることがわかった。

今まで、沢山のワークを繰り返し、セッションを受けても中々上がらない自己肯定感。

そこに、あった罪悪感。

その奥に、
「私なんかを好きになってくれたのに申し訳ない」

がいつも私の心の隅っこに隠れていたことに気付かされた。

相手ではなく、まずは自分自身の気持ちや考えを大事に出来る様になり始めていること。

どことなく、夫に対してビクビクしているところがあったけれど、それが

霧が晴れたようにクリアになっていることに気づいた。

「申し訳ない」から「ありがとう」へ

自分を大事にして生き生きしていることが何よりの恩返しであり感謝であること。

自ら落とした羽が新たに生えてきたようなエネルギーを感じている。

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