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イギリス

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イギリスの素敵な風景など
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#春

世界自然遺産の海辺の町

およそ153㎞続く世界自然遺産「ジュラシック・コースト」の一番東。 スワネッジ (Swanage) 昨日は天気も良かったし、息子を待っている間に町をグルっと散歩。 世界自然遺産の海岸はもちろん、古い石作りの家や教会が小高い丘に建ち並んでいて町もとても美しい。 夏休みや休暇の時期には各地から観光客が訪れるので、お洒落なレストランやカフェ、ショップも多く、何より、世界自然遺産の海を眺めながら食べるフィッシュ&チップスは絶品。 昨日は、天気は良かったが風が強かった。 満開の

なんか可愛い花

日本でBlossom(”ブロッサム” いわゆる木に咲く花で、後に実がつく)と言えば真っ先に桜や梅、桃が思い浮かぶ。 逆に言えば、それ以外のブロッサムを知らない。 イギリスに来て驚いたのは、名前は知らないが、春ごろになるととても綺麗で可愛らしい花を咲かせる木がたくさんあったこと。 町や公園、家の庭先など至る所にキレイな花が咲く大きな木がたくさんあり、イギリスはなんて自然が豊かなんだと驚いた。 私は日本でもかなり田舎の出身で、まわりには田舎の農家特有の大きな家はたくさんあった

きいろ

春の白、初夏の青、夏のアクアマリン・・・ そうだった、きいろ もあった! ブルーベルやフラックス(亜麻)もいいけど、今イギリス各地は菜の花畑が美しい。 なだらかな丘陵が、息をのむほど鮮やかな黄色で埋め尽くされる。 そして意外と知られていないが、牧場ではキンポウゲが満開!! キンポウゲ、英名は「Buttercup (バターカップ)」

清々しくもちょっと切ない あお

スノードロップやワイルドガーリックの白い花が終わる頃、次はブルーベルやツルニチニチソウ、わすれな草、亜麻などの青い花が咲き始める。 青い花は春が終わって夏を迎える初夏のサイン。 学校もSummer Term(夏学期)に入る。 青い花を道端で見かけるようになると「今年の夏は何しようかなぁ~」「夏休みはどこに行こうかな~」とワクワクしてくる。 それと同時に、こちらでは学校が9月から始まるので5~7月は卒業の季節。 母校や恩師、友人などとの別れがあり、少しセンチメンタルになる時

ピコピコ

日本はそろそろ山菜の季節だろうか。 実はイギリスにも「Foraging」と言って野生の植物を食す文化がある。 木の実やナッツ、きのこ、ハーブ、野花、果実・・など食べられる野生植物は意外に多く、カモミールやミントティー、ローズヒップティーなどのハーブティーをはじめ、野生で群生しているブラックベリーを使ったデザート、チクチク葉っぱのネトルのスープ、野草野花のサラダなど、あとは適当にパンでも焼けば、家の周りにある物だけで1食まかなえてしまうほど野生の食材が豊富。 実際に、最近私

春の白

私の勝手なイメージだが、イギリスの春は「白」のイメージ。 寒くて長い冬が終わり少し暖かくなってきた頃、イギリスの至る所で白くて小さくて可憐なスノードロップが咲く。 そしてその後、森いっぱいにワイルドガーリック(クマニラ、行者ニンニクの仲間)の白い花が咲き、にんにくのいい匂いが辺り一面立ちこめる。 イギリスは普段から天気が悪くどんより暗い日が多いので、冬が明けて真っ白なスノードロップやワイルドガーリックの花が咲き始めると、「あー、やっと春がやって来るのか」と気分がパッと明

春の訪れ

白くて可愛いスノードロップが咲き始めると、寒くて暗いイギリスの冬がようやく終わり、春間近なのだなと思えて少し気分が明るくなる。 その後、クロッカス、ムスカリ、水仙・・・とカラフルな野花が順番に咲いていき、ブルーベルが咲くころには周りの木々も真緑色の新しい葉をつけすっかり初夏の陽気になっている。 日本ほど四季がはっきりしているわけではないが、田園地帯や森に咲く野花が美しいので、じわりじわりと移り変わっていくイギリスの季節感が結構好き。