今の苦しみの先にあるもの

Sunset @ Golden Bay

これまで十分に頑張ってきた。
もうこれ以上進めない。
どうしてこんなに苦しまなければいけないのか。

これまで一体何度僕は、
こんな自問自答を続けてきただろう。

絶望という言葉でしか表せない、
試練の時もたくさんあった。

そして大小の差こそあるものの、
今でもそんな苦しみは突然やってくる。

人生はいつも苦楽が縄の如く絡まり、
相互に経験するようにできている。

どんなに幸せそうに見える人にも、
必ず深い苦しみは存在しているし、
その逆も然りだ。

苦しみも楽しめと言われたことがあるけど、
とてもそんな余裕は僕にはなかった。

そしてまた苦しみに向き合っても、
おそらく楽しむことなどできないだろう。

でもたくさんの苦しみに向き合ってきて、
少しずつわかってきたことがある。

それは苦しみの経験には確かに、
ポジティブな意味も含まれているということ。

言い換えるなら苦しみの中には、
より大きな幸せの種が含まれているということ。

産みの苦しみという言葉が示す通り、
何かが生まれる時にはきっと、
苦しみがあるのだと思う。

そしてその苦しみの中で僕たちは、
もがきながら幸せへの道を、
見つけていくのだと今は思う。

だから苦しみに出会った時は、
どうか自分を責めないでほしい。

苦しみに向き合うときは、
もがきながらも諦めずに、
苦しみの先の幸せを信じてほしい。

越えられない壁は現れない。

今ある苦しみの壁の高さは、
自分の大きさに成長するという。

もしその壁が果てしなく高く見えるのなら、
それはあなたが果てしなく大きくなった証。

そんな自分を励ましながら、
今自分にできることを精一杯やろう。

人は出来ることしか出来ないし、
できることを全力でやればそれで十分だ。

人事を尽くして天命を待つ。

そんな生き方を目指していけば、
いつかきっとあなたの苦しみには、
過去のものになっていくはず。

今の苦しみの先にあるものは、
更なる苦しみじゃなくて新たな希望。

そう信じて今日も生きていこう。
自分だけの人生を、真っ直ぐに。