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投資でメンタルをやられない為に

ルカルカです。

暗号資産に投資し始めてか4年が経ち、そこそこ投資メンタルが鍛えられてきたので、今回は自分のような一般人向けの、投資メンタルを保つ為の持論をご紹介したいと思います。少しでも投資でメンタルをやられている皆様の助けになれば幸いです。

※あくまで持論かつ「一般人向け投資」メンタルの話なので、ゴリゴリのトレーダーの方や、暗号資産界隈でフットワークの軽い方には意味のない話になっております。念の為。

ちなみに私は暗号資産は現物のみ扱っていますが、草コインの天井掴みからの損切り・塩漬けの経験は多数、2022年のFTX破綻で1BTC以上の預けていた資産が戻って来なかったり、ユーロドルのEA(自動売買ツール)で2回のロスカットの経験あり(損失数百万)と、そこそこ投資・投機で辛酸を舐めております。

投資は自己責任

はじめに ~ルカルカの投資履歴~


まず、私の投資履歴について簡単に説明します。

私が初めてビットコインを購入したのは2019年の9月でした。当時は2017年の寝て起きるとお金が増えてるムーブから一転、年明けにCoincheckハッキング事件からの暴落、それらが連日ニュースで取り上げられていたこともあり、「仮想通貨」が非常に胡散臭いものとして認知されていた時代でした。(それは今でも変わってないかもしれませんが)

親の顔より見た画像

自分も例にもれず「仮想通貨=怪しい」と思っていましたが、信頼できる友人からの勧めもあって口座を開設し、小額からビットコインの購入を始めました。ただ、振り返ってみるとその時の購入は投資ではなく、明らかに”投機”での購入でした。

その結果、ビットコインではなく他のコインを買いたくなり、国内取引所→海外取引所に主戦場を移してガチャガチャ売買を繰り返し、結果資産を大きく減らす羽目になりました。よくある話と言えばよくある話ですが、時間と労力をかけてトレードしたのに、買ってほったらかしていた場合の方が資産が増えていたという事実は、今までの人生で感じたことのない徒労感を覚えました。

当時は投資家とトレーダー、また、投機と投資の違いも判らずお金を動かしており、ビットコインをはじめとした暗号資産のことを大して理解せず「上がりそうだから買う」という100%ギャンブル脳で売買していました。自分の行った売買に説明もできなければ責任も取れないような状態ですね。

その後DeFi、NFT、ブロックチェーンゲームなど、暗号資産に関わる様々なものからそれ以外のものまで、いろいろ手を出しましたが大体が失敗し(唯一成功したのはSTEPNくらい?)あるいは神経をすり減らしてそれに見合わないリターンを得てきました。それらの経験を通し、もう相場に振り回されたくない、鉄のメンタルが欲しい…!と思い続け、鉄メンタルとは行かずとも、それに近い持論を確立しました。

STEPNにはお世話になりました

1.トレーダーでないことを自覚する


まずこれです。
皆さんは本業があってその収入の一部を投資しているかと思いますが、本業があるなら(投資ではない)トレードはやめることです。

これは株でも同じことが言えると思いますが、投資って基本的に長期保有がベースになるので買った後することがなく、トレードしたくなるんですよね。で、大体のパターンが、

①ビギナーズラックでうまくいく
 ⇒天才だと勘違いしてレバかけたり金額が大きくなって大失敗

②小額で失敗
 ⇒取り戻そうと成功&失敗を繰り返して最終的に大ヤケド

この2つに当てはまります。
スキャにしろデイトレにしろトレードで勝つためには知識とセンスと経験が必要になってくるわけですが、最強の戦士でも負けるときは負けます。プロトレーダーに俺はなる!ならいいんですが、本業がある方は片足をつっ込む程度では済みません。確実に仕事に支障が出ます。

さらに付き合っている方や、家族がいる方は特にプライベートにも影響が出ます。マイナスが大きくなれば人生設計もままならなくなりますし、人間関係、家庭環境が崩壊しかねません。また本気で勝つことを考えると、プライベート時間の大半を勉強と情報収集に注ぎ込む覚悟が必要で、特に暗号資産の場合、情報更新のスピードが速いので、常に情報のアンテナを張ってないとあっという間に状況が変わっていたりします。

一夜にして価格が35億分の1まで大暴落した、暗号資産のTITAN

まずは自分は投資家でありトレーダーでないことを自覚すること。「投資」なら保有は長期、買ったら意識するのは基本出口戦略だけで大丈夫です。

2.よく調べたものにしか投資しない


当たり前といえばそうなのですが、自分がよくわかっていないものに投資しないでください。

例えば、株で言うと2024年から新NISAが始まることもあって、S&P500に連動したETFや投資信託が人気ですが、S&P500の構成銘柄、業種別比率、またそれらの内容から導き出されるリスクについて把握している人がどれくらいいるでしょうか?(S&P500が良くないと言っているわけではありません)

話題性だけで飛びつかない

特に投資した金融商品の市場価値が下がった時に顕著ですが、自分がよくわからないまま買ったものですとそれの将来性が読めません。これは上がった場合も同様です。出口戦略などを考えずに投資していると、持ち続けるか手放すかの判断基準が「今の価格」のみになってしまうので、結果相場から目が離せなくなります。

逆によく調べた上で「買う」と判断したものなら、市場の値動きに対してある程度自分で答え合わせができるはずなので、多少の変動では動揺しなくなります。また「買う」と判断した時点でリスクを把握しているのも、動じないメンタルにつながります。

ただ結局確実なものは何もないので、最後は自分の判断を信じるということにはなりますが、その確固たる信念(ポリシー)が己の中にあるかどうかが重要になります。信仰心が行き過ぎると盲信的になってしまったり、軌道修正の遅れなどにつながりますが、自分がよく調べて投資したものなら、失敗した場合でも次のステップに活かすことができます。失敗した時に他責的にならないことが大切です。

自分はビットコイナーですが、イーサリアンでもあり、その他のコインも保有しています。これらは保有する際に、それぞれのコインの持つ性質と用途、開発状況やコミュニティ、時価総額などを調べ、実際に使ってみたりして判断しています。暗号資産で言うと「実際に使ってみる」は、結構大事な判断材料になると思います。

3.上がりそうだから買う、はやめる


よく調べたものにしか投資しない、と似ていますが、特に暗号資産の場合ボラが大きいで急激な値動きになる場合が多く、ファンダメンタルなどの期待値で上がる場合や、よくわからない上げが多いので、波に乗り遅れまいと買い焦る気持ちになります。特にSNSでの煽りや爆益報告、相場の雰囲気でそういうマインドセットになりがちです。

まずは冷静になろう

実際、上がり相場なら雰囲気で買って利益が出ることもありますが、利確したところが天井になることはほとんどなく、その後も上がり続けると「もっと待てば良かった」⇒「もっと買っておけばよかった」⇒「まだ上がるから買い直そう」or「他に上がりそうなものを探そう」となり、上がりそうな銘柄ハンターになってしまいます。

逆に、雰囲気で買って暴落…の場合は悲惨で、よく考えずに買ってしまった自己嫌悪、煽ってきた他者への憎悪、取り戻そうとさらに資金を投入して損失を拡大してしまうという負のスパイラルに陥ります。ここで勉強代と思ってすっぱり手を引ける人はほとんどいません。そもそも「上がりそうだから買う」は、すぐ売る前提で買おうとしているので、その考え方自体が投資ではなく投機的です。

さいごに ~勉強した時間がメンタルを鍛える~


ここまでいろいろと書いてきましたが、投資は本当にメンタルとの勝負です。中長期の視野を持って、外野の情報で一喜一憂しないこと。その為にまずは自分で調べ、勉強することが大切なのです。勉強したら必ず儲かるようになるのではなく、勉強した分だけメンタルが安定すると私は思っています。

例えば野球の場合、めちゃくちゃ練習してからバッターボックスに立てば、めちゃくちゃ練習しているのを自分自身が一番わかっているので、強気にバットを振れますし、また練習で鍛えた技術を持ってバットを振るので、打率も確実に上がります。もしそれで三振になった場合でも、あともう一歩でヒットになる空振りなのか、全然ダメな空振りだったのかが分析でき、次の打席までゲームに参加するメンタルにもつながります。

ちなみに資産が少ないのにほったらかしができる方は、バッターボックスで三振しようがホームラン打とうが気にしないタイプなので、ある意味メンタルが完成している方かと思います。

大半の方が失敗しながら学んでいくかと思いますが、少しでも私の失敗から得た3つの教訓を参考にして頂けると幸いです。この内容を厳守できれば、爆益はなくとも退場することなく、長く投資人生を続けられるはずです。(自分も厳守できるよう努力し続けます)

大金持ちとはいかずとも、準富裕層などの小金持ちを目指して、皆さん資産形成を頑張りましょう!

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