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生命の誕生と地球環境 ルカ環境研究所 代表理事 米倉大司

生命の誕生と地球環境 ルカ環境研究所 

代表理事 米倉大司



      生命の誕生

生命の誕生は38億年以上前にさかのぼる。

その後生命は、光合成により、有機物を自

分で創り出すようになる。

光合成によって発生した酸素が地球環境を

変化させ、核を持つ生物の発展を引き起こ

した。      


     生命の起源

 38億年前よりもさらにさかのぼる


オーストラリアのビルバラ地域で約35

億年前の繊維状の微化石が見つかった。

グリーンランドのイスア地域の岩石から

生命の存在を示す岩石が発見された。


東北大学の研究チームはその研究成果を

発表した。

地球の生命の起源は、38億年前よりも、

さらにさかのぼる可能性があるというこ

とになる。

この時の研究手法は、火星における、生

物の痕跡の探査にも活用されるといわれ

ている。


     ストロマトライト

ストロマトライトはシアノバクテリアが

作った同心円状の石灰岩質の堆積物。

シアノバクテリアが光合成をおこない、

酸素を海中や大気中に大量に放出したと

考えられている。



     真核生物の誕生 

酸素を利用しない生物の世界から、酸素

を利用する生物へと革命的な変化を引き

起こした。

小細菌と酸素呼吸を行うバクテリアの共

生により、エネルギーの効率的利用が広

まり、核を持った真核生物が発展した。

            

              チャート



     現地性の貝化石

生物が生きていた場所で化石になった

もの。

現地製化石は生きていた時の環境を探

るうえで重要。

     現地性の貝化石

二枚貝はほとんどが合弁の状態で産出さ

れる。



     異地性の貝化石

生物が死後に運ばれ化石になったものを

いう。

貝化石層の多くは、異地性のいろいろな

ものが集まっている。


     異地性の貝化石 

二枚貝の殻が離れてしまったり、壊れた

ものが多いのが特徴。


      ギベオン隕石 

ナミビアで発見された隕石。地球上に

ない物質を含む。硬度は9。太陽系が

できた40億年前くらいのもの。

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