ニュージーランド、ロックダウンに至るまで~1日目
こんにちは。
普段「LTLYL BLOG(リトリルブログ)」を更新している【さき】です。
ニュージーランドがロックダウンを開始したため、1日目から生活の様子を綴っていくことに決めました。
ブログで更新すると、ロックダウンの記事まみれになってしまうのでこちらのnoteを使用して更新していきます。
※事情により、1日目の生活の様子を説明するまでの前振りが長くなっております。ご了承下さい。
警戒システムレベル4
ニュージーランドでは、新型コロナウイルスの警戒システムが4段階に分かれており、3月26日より(正確には25日23時59分)最高レベルの「4」となりました。
最高レベルといっても、ジョギングや散歩、サイクリングは可能。(同居人以外との接触は禁止)
必要不可欠なサービスである、スーパーや医療サービス、薬局、ガソリンスタンドなどは引き続き営業を続けています。
レストランやカフェなどは営業不可となっていて、私が働いているお店も25日までで一旦クローズに。
わたしの職場での話
私が働いているお店は、日本人が私以外一人も働いていない寿司&カフェというちょっとカオスな職場。
立地上、日本人のお客さんも滅多に来ません。
そして並んでいる寿司が日本人向けではなく確実にKiwiが喜ぶやつです。(言ったら怒られる)
そこでFOHとバリスタをやっています。
2時以降は他のスタッフ(キッチン含め)が帰るため、クローズまで1人でお店を営業しなくてはいけません。
私が休みの日は他のスタッフが同じようなシフトで営業しています。
ロックダウンが発表された23日、出勤していた私。
ロックダウン発表前でも、同僚との話題はもっぱらコロナウイルスの話。
食料貯蓄してるかどうかの話になった時に、
「実は1月からちょくちょく買いだめしてて、数か月はスーパーに行かなくても良いと思う」
って話をしたら、
「まじ!?1月から!?1月にコロナの存在自体知らなかったよ。めっちゃ準備万端だね」
と驚かれました。
その子は1週間に1回、「Food bag」というものをオーダーしていて、1週間分の食料とレシピが届くというデリバリーシステムを使ってるから、買いだめはしてないと言っていました。(その時に初めてFood bagという存在を知る。)
そして、「ニュージーランドもすぐにロックダウンするかもね」って話をしていたら、その日の昼過ぎに、
「48時間後にロックダウンを開始する」という情報が入ってきて、みんなパニック。
「やだー!スーパーに行きたくなーい」
「Eftpos(カード読取機)に触るのも怖いわ」というスタッフ。
そして誰よりもビビッていたのがこの私。
なぜなら、その発表があった約30分後にはスタッフがみんな帰宅してしまうからだ。
何に怖がっているかもわからない感覚だけど、ばり怖い・・・
と思いながら、
【まあ、怖い怖いって考えてもしゃーないからとりあえず作業すっか!!】
と体を動かしていたら、怖かった感覚がどこへやら。というぐらい落ち着きました。
やっぱり人間、考えてもしゃーないことを考え続けるより行動ですね。
私たちは十分に食料のストックがあるので、スーパーに行かなくても良かったのですが、パートナーから今スーパーに居るという連絡がありました。
聞くと、フラットメイトの食料のストックが全然ないから、連れて来たんだよ、と。
あぁ、それはどうしようもない・・・
そして送られてきた写真がこちら。
政府からの情報が入ってから1時間ほどでこれ。
3時~6時頃がマックスで、この何倍もの行列ができていました。
こうなっているのには理由があります。
コロナウイルスの影響で、「100人以上が屋内に集まること」が禁止されているため、このように入場制限が行われているのです。
しかし、この行列は夜の7時頃には治まっていて(近所のスーパーの場合)、ニュースを見た直後に多くの人がパニックでスーパーに駆け込んだようです。
ロックダウン決定後の営業
24日も、通常はシフトが入っていないのですが、同僚のシフトをカバーすることになっていたので出勤。
この日は全てテイクアウトでの対応。
テイクアウトであっても、政府からの要請(濃厚接触者を追跡するため)で、全てのお客様に個人情報を提供してもらう必要がありました。
・名前
・住所
・電話番号
・メールアドレス
お店では、QRコードを読み取ってもらってサイトに訪れ、情報を入力してもらって完了。といった形だったのですが、これを毎回訪れるお客様に説明するのが大変。
これだけ騒ぎになっているのに、隔離前の最後のお寿司を求めに来るお客様が結構おりまして・・・
このレストランでの対応はニュースにもなっているし、ほとんどの方が快く承諾して下さったのですが、中には全く理解してもらえないお客様もいて。
行列が出来て事前に説明できなかった人に対して、
「かくかくしかじかで、こちらに登録をお願いします。」ってお伝えしても、
「そんな面倒くさいことやってらんないわよ。Sorry but not sorry~」
と言って帰ってしまう人や、
「こんなんやってられるか!」と帰る人たちがちらほら。
登録は全員必須なのですが、他のお客様がいるのでいちいち引き留めていられません。
しかし、そういった帰っていく人たちに対して私たちの代わりに怒ってくれたり、「登録するのが当たり前でしょ」適なニュアンスで他の人に説明してくれるお客様もいたりして、ハラハラしたり感動したりといった慌ただしい一日でした。
個人的には登録してくれなかった人ほど、登録すべき人物では・・・と感じます。
ロックダウンの前日
25日はガーデニングに勤しみました。
全然ちゃんとお世話できていなかった庭の雑草を取り除き、雑草のごとく生えるほうれん草とレタスをフラットメイトに洗ってもらったりと、みんなで協力して体を動かすことができた一日。
ロックダウン初日
毎朝聞こえる車の音が全くなく、超~~~静かな朝でした。
朝だけでなく昼間も基本的に車の音はしないのですが、お隣さんたちは今しかできない家の作業をやっているようでした。
私は普段とはちょっと違うレシピの料理を作ったり、
庭で採れた大量の洋ナシとリンゴでちょっとしたレシピを考えたりしました。
そしてだらけすぎてはいけないと思い、10分間の集中エクササイズを行いました。
一日あるのに10分だけかい。
「Workouts」っていうアプリがシンプルに使いやすくてめっちゃ良いです。
色んな使っていない筋肉が消費されて、私の場合は10分だけでくたくたになります。
これからもヨガや簡単なダンスなど、毎日何かしら体を動かそうと思っています。
こんなに長くするつもりはなかったのに、長文になってしまいました。
ここまで読んでくれた方、ありがとうございます。
明日からはもっと短文にするつもりです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?