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2022年中日ドラゴンズ戦力分析

今年は
例年のような若手至上主義の話ではなく
簡単な戦力分析をしていこう。

過去5年間の成績

CSがなかった2020年以外は
2013年からずっとBクラスが続いている。
打撃に関しては
外国人選手も当たった2018年以外
なかなか改善が進まなかったが、
しばらく悪化していた投手成績のほうでは
大きな改善が見られている。

野手展望

スタメン候補たち

昨年の実績からは
このようなスタメン候補にしているが、
ここに載せた選手だと
高橋がセカンド、阿部は外野へ回る
可能性も高いようだ。
昨年は新たに使われた中堅・若手も
ほとんど結果を出せず
ベテランに加えて
まだ若い高橋周まで不調に陥ったのが痛すぎた。

若手・中堅の二軍成績

事実を認めたくない人も多いだろうが、
昨年さらに痛かったのは
伊藤以外の若手野手が
全員不調だったことである。
故障続きで戦線離脱もした石川昂はともかく
他の選手も一様に成績を落としたばかりか、
開幕から一軍で使われ続けた根尾にいたっては
二軍に下がってからも打てなくなってしまった。
現状だと
石川昂と岡林が一軍スタメン、
石橋、土田、根尾、伊藤も一軍要員と見られているが
今年の打撃成績に関しては
立浪監督の1年目ぐらい打てれば上出来と
見るべきだろう。

主なドラフト新戦力

2021年ドラフトでは
この3人に高校生野手2人と
徹底して野手を獲ったドラゴンズ。
ブライトの実績は実質4年春だけで
戦線離脱していた秋にも出続けていたら
どんな数字になっていたかはわからない。
ポジションはレフトだが
センターでの育成も視野に入っているだろう。
4年次にHR8本を打った鵜飼は、
東都一部からの大卒選手としては
三振率も最上位に位置する。
比較対象は
手元で判明している限りだと
鵜飼に次いで三振率が高い江越。
最近の傾向として
こういう選手は意外と序盤は打つことも多いので
中盤以降一軍に対応できるかもカギになる。

投手展望

主なローテ、ブルペン候補

小笠原が復活したことで
先発ローテーションの頭数は
そろってきている。
又吉克樹が移籍した
リリーフ陣も悪くないが、
人手不足な感は否めない。
14年越しで岩嵜を獲得できたのは僥倖だった。
また全体的に
日本人選手の高齢化が進行している部分もあり、
さらなる若手の台頭が望まれる。

若手・中堅などの二軍成績

一軍経験の少ない若手と
一軍要員との差はまだ激しいが、
梅津や勝野のような素材型も戦力にできているので
早くに期待された後伸び悩んでいる清水や山本も
長い目で見ておきたいところだ。
難点は
高卒投手を大量指名してきたわりに
ここに載せられる選手が少ないこと、
すなわち
悪いなりにも二軍で投げられない
長期離脱者が続出している点だろう。

主なドラフト新戦力

2021年ドラフトでの投手指名は
火の国サラマンダーズのクローザー石森だけ。
三振率が非常に高かったが
四球率もやや高かった。
昨年始まったばかりの九州アジアリーグは
ホークス三軍や琉球との対戦はあったものの、
実質的にはほぼ2チームのみの対戦だったこともあり
レベルを判定するのが極めて難しい。
なので現・関西独立リーグから
唯一投手でNPB入りしていた
山川を比較対象としておいた。

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