見出し画像

2022年千葉ロッテマリーンズ戦力分析

過去5年間の成績

2017年に最下位に沈むも
ここ2年間は2位に入っているロッテ。
得点力が上がると失点が増えるため
ピタゴラス勝率は意外と高くないが、
実際の勝率は概ね高くなっている。
3位が多かった2010年代中盤も
この傾向が見られた。

野手展望

スタメン候補たち

昨年の得点はリーグトップだが
リーグで突出している選手は意外と多くなく、
特に世代交代を果たしたかに思われている若手は
OPS.700台の選手が一人もいなかった。
そのポジションでチーム内トップである限りは
実力主義で使われ続けるだろうから、
去年.700台に達しないので今年スタメンから外れる
ということはないが、
他の主力の年齢や成績のムラを考えると
今年の打線は
若手のさらなる成長にかかっている。

若手・中堅の二軍成績

一軍主力の一角を担った
藤原、佐藤以外で
彼らに匹敵する好結果を残したのは高部。
また二軍でも不調と故障が続いていた平沢に
成長の跡が見え始めている。
それ以外の好調選手となると
一軍機会が多くなっている山口と茶谷なので
これ以上の上乗せは今のところ難しくなっている。

主なドラフト新戦力

池田は中村奨の後継候補と思われる。
中村奨が大成まで時間がかかったことを考えると
無理に1年目の即戦力として使いたくはないところ。
秋は不調だったが春はOPS.970。
高卒1年目での
開幕一軍スタメンが決定的な松川も
やはり1年目の一軍起用は怖い。
「捕手では炭谷銀二朗以来の快挙」は
すでに伝えられているが
その炭谷のバッティングが長らく批判され、
「聖域」扱いし続けた自分たちの記憶は
すでに消え去っているらしい。

投手展望

主なローテ、ブルペン候補

昨年の成績は
防御率、FIPともにあまり良くなく
CS初戦の先発が佐々木朗だったのも
納得の結果になっている。
その一方で
各投手の登板数はかなり分散されている。
内容がいまいちだからという理由よりも、
好調な選手の登板過多で故障を誘発し
頭数を次々と失っては元も子もない
という意味合いだろうか。

若手・中堅などの二軍成績

二軍の先発要員は
支配下だと一軍に呼ばれることも多く、
育成枠の2人以外には
土肥星也と一軍リリーフも兼ねている中村稔弥の
左腕2人。
土居、横山のように
しばらく先発で育成されることが多い20歳前後の若手を
リリーフから育成しているのも特徴と言える。

主なドラフト新戦力

ドラフトでは
最近育成がうまいとされていた高卒投手以外に
社会人投手も2人獲得。
1位候補との呼び声もあった廣畑は、
三振率などは悪くなかったものの
一発がやや多いこともあってか
防御率がいまひとつだった。
八木は社会人でほぼリリーフ専任。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?