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サンセバスチャンでの珍道中日記。ピンチョスと寿司とトラブルと

こんにちは
9月末から2泊3日でスペインのサンセバスチャンに行ってきました。

1日目 ひやひや事件


大きく見積もっても空港へは搭乗時間の2時間前に着けば余裕なのですが、DB(ドイツ鉄道)は信用できないので念のため2時間半以上前に着く電車に乗ろうとエッセン駅に到着。

その時点でその電車が20分遅れていたので、「そんなことだと思ったよ」と
言いながらdmで飲み物を買いホームで待機。

そしてその間にまたさらに15分ほど遅延の表示が。
この電車に乗らなかったら飛行機に乗り遅れていたかもしれないね、と
私たちは笑いながらホームでさらに待機していました。

その時、旦那が少しお腹が減ったのでパンでも買おうかな、と言い出し
ホームのすぐ下に売っているパン屋に一緒に行きました。
その時間約3分。


戻ってくると・・・

パンを買っている間に遅延を大幅に取り戻した電車のドアが閉まっている
ではないか!!!!怒

ええええええええ

驚愕。

毎日待って、怒りつつも、いつも許してあげているのに。
なんでそんなことをするかな。。

しかもそういう時に限ってなんでそんな早くドアが閉まるんだよ・・・
許せない。


でもどうすることもできないので次の電車を待つことに。
もちろんその電車も遅延しています。
最短でも空港に着くのは1時間30分前の電車しかありません。
しかも空港駅に着いてからスカイラインに乗らないといけないのでそれを含めると1時間くらいしかないのでは?とかなり焦りました。

旦那はDBに毎日毎日イラついているので、相当の怒りを持ち、暴言を吐いていました。(笑)
ぶつぶつ小さい声でシャイセシャイセ・・・


待てど暮らせど来ないので、もはや私は「飛行機も遅延せんかなー」とか言うほどでした。

そして考えた方法が、デュイスブルクまで電車で行きそこからタクシーで高速道路を走ってもらい、直接空港まで行けば間に合う!!

旦那「タクシーか、、、高速こわいな、、」
私「サンセバスチャン行きたくないの?!怒」
旦那「行きたい!泣」

そしてアウトバーンを140キロでぶっ飛ばすお兄さんに巡り合い、
私たちはなぜか笑いが止まらず後ろでキャッキャッと言いながら
メーターに表示された金額がものすごいペースで上がっていくことに驚愕し、デュイスブルクからデュッセルドルフ空港まで15分くらいで着きました。早~~~~!!!

65€。チーン
DBに請求したいくらいだよ!!!
でも無事に間に合って本当に良かったです。

オンラインチェックインがなぜかできなかったので(これも焦った)、
カウンターに並んでいると横の顔面蒼白の男性が声をかけてきて
「先に行かせてほしい、あと15分で出発なんだ」と言っていました。


あんたも大変だったね・・・と思いながら先に行かせてあげたけど
間に合ったのだろうか・・・


ビルバオ空港行

飛行機は2時間30分くらい。
まずはビルバオ空港に着いて、サンセバスチャンへはバスで行きました。


ついた~
無事ついたので本当に良かった。
とにかく美味しいものを食べまくり、それ以外は自由!

昼ごろはこんなにガラガラでした


早速飲み歩く!
ミシュランに掲載されている店が世界で一番多いのがここサンセバスチャンらしいです。昔の情報だったらすみません。

2泊3日で色々なお店に行き写真がありすぎる。
個人的には日本人が調べてすぐに出てくるお店は人がたくさんいて超有名店ばかりなので、あまり調べずにふら~っと入ったりするほうがゆっくり味わえて好きでした。
あと、ピンチョスを温め直してくれる店がいい!!!


お店の名前は忘れたので明記できませんが、おすすめの料理を紹介したいと思います。

美味しかったもの

タコ

タコのガリシア風といってパプリカパウダーとオリーブオイルで味付けされた料理が最高に美味しかったです。

おいしすぎる・・・

一品料理なので一から作ってくれるし、出来立ての新鮮タコ。


チャコリ

バスク地方の有名な微発泡ワインです。この高いところから注いでくれるワインが本当に美味しかったです。
5~6件で飲みましたが、どこも少しずつ味が違って楽しめます。

ヒルダ

オリーブとアンチョビ、辛くない唐辛子のピクルス漬けが刺さっただけのピンチョス。これも美味しかった・・・お酒が進む。。

この味は日本では出せない・・・うますぎる

BAR 「BERGARA」

夜は旧市街の喧騒で疲れてしまうので、少し離れた場所で食べました。
ピンチョス発祥のお店(ほんまかいな)らしく、どの料理もスペインのおいしい魚介の風味が感じられる最高に美味しかった・・・

イチャソ

超かっこいいお兄さんがおすすめしてくれたのがイチャソという料理。上がエビクリーム?で、下がタルト生地。。絶対に作れない。なんだこれ最高。

カニとエビのピンチョス (本当はもっと複雑な名前)

フォアグラのリゾット

フォアグラは色んな店が出していて、確かに美味しいけどやっぱりせっかくなら魚介を食べるべきだ!と思いました。フォアグラは日本のほうが美味しいんじゃない?
でもどこも安いし、何といっても多幸感に包まれるので1回くらい食べてもいいかもしれません。


リゾットとパン

モスコ

ノンアルコールで美味しかったのがモスコというワイン用のブドウでつくったブドウジュースです。
リンゴジュースと間違った?!というくらいクリアな色で、中にはオリーブの実が入っていて、お腹を休めるのにちょうど良かったです。
ドイツにもあったらいいのに。

寿司

2泊3日も食べまくっていると、だんだん胃がしんどくなってきて
オリーブオイルを感じる料理を受け付けなくなりました。

そして行きついた先がサンセバスチャンの旧市街の中にあった寿司屋さんでした。
寿司「kenji」さんです
それが本当に本当に本当に美味しかった。

中トロ最高最高最高

誰がここでお寿司なんか食べるんだろう…と思って入店しましたが
中には日本人が3組ほどいました。みんな考えていることは一緒だ。

テラス席ではスペイン人のファミリーが天ぷらや唐揚げをピンチョスのように手でつまんで食べていました。もちろんワインで!!
色々な文化が入り乱れていて面白かったです。

玄米茶 南部鉄瓶に入っていて、心も満たされました

もう何も入らない、というくらいまで胃がぐるぐるしていたのですが
お寿司でまた回復し心も満たされました・・・


バスクチーズケーキ

サンセバスチャンといえばチーズケーキ!
チーズケーキ大好き人間なので超人気店のラ・ヴィーニャに行きました。
店内は混みあいまくりなので持ち帰ってホテルで食べました。
スペインはテイクアウェイ用のタッパーが固くてしっかりしているので安心です。

上部はこんがり焼けているのに中はとろとろで美味しかった~!


有名なところではなく地域の人に愛されたお店で食べたい、、と思い
もう一軒行きました。

グロス地区の EL CAFE DE GROS

朝はおじいちゃんおばあちゃんがいっぱいで雰囲気もすごくよかった。


こっちのチーズケーキは上がしっとり、中もしっとりでバスクチーズケーキと言ってもお店によって全然違いました。
どっちも美味しい!そして量が多い!家に持ち帰ってゆっくり食べたいなーと何度も思いました。

これもホテルで食べました。



朝ごはんにスペインオムレツ

私たちは朝早く起きて、毎日海岸沿いをランニングしました。
毎日30分ほど走って現地の空気を感じて裏道に入ったり、止まったり歩いたりして空気が気持ちよくて、旅行先でランニングをすることをルーティンにしようと決めました。

じわじわ汗をかいて、ホテルに戻りシャワーを浴びて9時くらいに出て地元の人ににぎわう喫茶店のようなところで毎日朝ごはんを食べました。

日本で例えるならコメダ珈琲のようなお店で出来立てのオムレツとパンとコーヒーを飲んで、本当に来れて良かったなぁ、という気持ちになりました。

ちなみに料理は基本的にドイツより安いのですが、コーヒーはなんと1.6€でした。

中に柔らかいジャガイモがはいったトロトロのオムレツ



ふぅ。
もっともっと色んなお店で食べましたが、特に美味しかった料理はこんな感じです。


疲れる

これだけ食べると、胃がむかむか?きりきり?してきてかなり疲れてきます。
夫婦といえどお互い疲れてくるとギクシャクすることってあるじゃないですか。
特に旅行先では。

旦那はこういう時、行きたいところや行き方を調べてくれるありがたい男なのですが、私はすぐ休みたい女なのでお互い気を遣いストレスになってすれ違ってしまいました。


こういうときは自由行動をするのが一番だと思うので、
旦那はバル巡り、私は海でのんびり、とお互い自分の時間を設けました。


一人で海を見て、のんびりして、さっき食べたお寿司のことを考えて、、
と考えていたら「私はなんでスペインに連れてきてくれた人に怒ってしまっているんだろう」と考えてポロポロ泣いていました。

面倒くさいですねぇ
自己肯定感が底辺まで下がっている!!!
もはや「なんでここで泣いているんだろう」「なんでここは日本じゃないんだろう」とか考えるまで。(笑)


そうすると旦那から「やっぱり一人でバルに入るのこわい」とラインが来たので、私もいる意味があるんだな~とすぐに肯定されました。

旦那はビビりの男なので、私がいないことには旅行できないんだった。
ありがとうビビりの旦那!


なんやかんやでお互い謝って、最終日はゆる~くお互いの時間を持ちつつ過ごしました。


でもやっぱり事件

ビルバオ空港まで戻る前にコンビニのような場所でチャコリを2本とワインを旦那が購入しました。
ワインと言っても10€くらいの安いワインです。

私「え、手荷物で持ち込みできひんやろ?」
旦那「調べたら、未開封なら持ち込みできるらしい(⌒∇⌒)」
私「ほんま?!」
旦那「そうだよ(⌒∇⌒)」

といった会話を経て、私は疑問に思いつつ調べたのならいいか・・・。

でもやっぱり不安で空港に着く前にも
「旦那にほんまに持ち込みできるん?」と聞きましたが「できるよ~」と。


そして、、時間になったので保安を通る。


保安官「残念ながらこれは持ち込めません」

だから言ったやん!!!!!!怒

3本きれいに回収され、捨てられてしまいました。
旦那にいらっっっっっとして、またまたデュッセルドルフ空港までほぼ会話をせず帰ってきました。(笑)

※保安を通ったあとの免税店で購入した未開封のワインなら持ち込み可能、だそうです。多分それを勘違いしていた。


でも色々考えて旅にはトラブルはつきものだし、疲れていてイライラしてごめんよ・・・と謝って終わりました。


そのほかにも、
食べたいピンチョスを選んで自分でシートに数字を書いて注文するタイプのお店があったのですが、ペンの質が最悪すぎて(ボールペンではなくペン先が太すぎるインクの色ペン)、注文する予定のなかった料理のところにインクが付いてしまい、それに気が付かずに1品料理が運ばれてきたり。。


ホテルの共有冷蔵庫に入れておいた食べかけのバスクチーズケーキと生ハム、チョコのお菓子が、まだ滞在中に捨てられていたり。。
(部屋ごとに入れるスペースが決まっていたらしい。チェックアウトの時に気が付いた)


決して大きい出来事ではないのですが、疲れているとがっかり・・・なことが多くて直後は疲れたなぁ~~~という旅行でした。


でも、今ゆっくり振り返ってみると美しい景色と美味しい料理が目に浮かぶし人間なんでも心のゆとりが大事ですね。



長くなってしまったけど、やっぱり旅行はいいな~。
次はスイスかポーランドか。。(海じゃないんかい)




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