『お花とエッセイ』作品集 その3
note公式さんのご紹介のおかげもありまして、フォロー外の方からもたくさん応募をいただいている、「お花とエッセイ」コンテスト。
5つずつ紹介しているこの作品集も今回で3回目です!いやー、同じテーマでもこんなにいろんなエッセイがあるんですね。企画しておいてなんですが、毎回とても感心しております。
「お?おもしろそう!」という記事がありましたら、ぜひその方のページに遊びに行ってください!
11.【花は教えてくれる】2021.9.23
まつおさんといえば、ゆめのさん。そんな印象を持たれていらっしゃる方も多いのでは。こちらの記事では貴重なおふたりの出会いを知ることができます。
失意の中にいたまつおさん。地元の掲示板・ジモティーで、助けてほしい、寄り添ってほしいという旨の投稿をします。今思うと「我ながらとんでもない」内容だったそうです。
その投稿に、反応してくださったのがゆめのさんでした。
「話したいときに話し、話したくなければとにかくただ傍に居ます。」
「これからのことを一緒に、ゆっくり考えていきましょう。」
投稿自体はすぐに削除されてしまったそうですが、その短時間のやりとりが、今のまつおさんにつながっています。その後の誕生花のおはなしも、とても印象深い内容でした。
12.一年に一度届く花束
marutan163さんのもとには、年に一回、大きな大きな花束が届きます。それは「身長150cmの私の上半身が隠れてしまう程の花束」だそう。
贈ってくれる相手は、30年來の仲になる大親友、その方の旦那さま。とても仲が良いそうで、この会話からもその様子が伝わってきます。
「いつか花を贈ってくれる人が現れるまでは」
と、毎年届けてくれます。が、
「たぶんこの先一生贈ることになるよ。」
と、残念なお知らせをして、大笑いし合える最高のソウルメイトです。
花を贈ってもらうのはこんなにもしあわせなんだ、そして花を贈る側もしあわせになれるんだ、そんなふたつのことを彼に教えてもらったと、一年に一度の大切な贈り物のおはなしを語ってくださいました。
13.花束を貰ったらもちろん嬉しい
お花を貰うと嬉しいし、テンションも上がる、それはそうなんだけど、「もしも貰うものを選べる場合、私はたぶん花を選ばない。」そう語る望月みやさん。
これは新しい視点だー!と、冒頭から胸を躍らせながら読みました。記事の中ではお花をもらうシチュエーションをひとつひとつ例に挙げて、望月さんの率直な思いを綴っていらっしゃるのですが、、、これがおもしろい…!
特に好きなのはプロポーズの例。「バラとかかすみ草の花束とか憧れる」と言いつつも、こんなふうに本音をこぼしていらっしゃいます。
「貰った後さ、でかい花束持って駅の方とか歩いてたらすぐ、あの人今日なんかあったんだわってバレてちょっと恥ずかしい・・・。」
思わず「あーそれちょっとわかるなぁ」とうなずいてしまう、もっと聴きたくなるような記事でした。
14.薔薇の花束がほしいです
──薔薇の花束がほしいです
──前、プレゼントしようとしたら、嫌だ!って言ったじゃないですか
緊急事態宣言の最中、リモートでの会話でしょうか。ふたりの方がテンポよくおはなしする会話調のエッセイを、本企画に寄せてくださった秋さん。
北海道、お土産、チーズケーキ、味噌ラーメなど、食欲の秋にふさわしい話題で盛り上がりつつ、最後にしっかりと冒頭の「花束」が効いてくる。
もう一度頭から読み直したくなるような、新鮮なエッセイでした。
15.私だけの小さな物語
あなたが生まれてもうすぐ30年ですね。
そして、あなたと別れて、27年。
冒頭のこの言葉に、一瞬戸惑いました。娘さんと一緒に過ごした期間は、3年間だけだったそう。
そんな娘さんと何十年ぶりに会うことになった今日は、娘さんの披露宴です。娘さんの名前にもなっている「菜の花」を見るたびに、ひとり、想いを馳せていたというしろくまきりんさん。
手には、娘さんに贈るプレゼント。どんな顔をしてくれるんだろう。期待と不安、そしてなによりもしあわせになってほしいと願う気持ちで胸をいっぱいにしながら、式場の前に立っている今のお気持ちをあたたかいエッセイにして綴ってくれました。
企画は10/15まで募集しています。まだ折り返しにの時期にもなっていませんので、ちょっとやってみようかな〜という方!ぜひご応募お待ちしております!
募集記事はこちらからご確認ください↓
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